【受付終了】キイトナイト29 映画部「場をひらくこと、社会と関わること~ライプツィヒのまちから考える都市の隙間の使い方」+映画上映会『40㎡ Frairaum/40㎡のフリースペース-日本の家』

主催 デザイン・クリエイティブセンター神戸
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2023年7月22日(土)18:30~21:00
  • 会場:デザイン・クリエイティブセンター神戸
  • 参加費:500円(ワンドリンク付)
  • 定員:20名(要申込、先着順)
  • 詳細・申込:https://kiito.jp/schedule/event/articles/62849/

内容

今回のキイトナイトは、トークに加えドキュメンタリー映画の上映を行います。

ドイツ東部のまち、ライプツィヒには「日本の家」という国籍や宗教、年齢、経済状況などを越えて日々多様な人が訪れる、開かれたコミュニティスペースがあります。

今回のイベントには、空き家を活用し「日本の家」を立ち上げた、大谷悠さんをゲストにお迎えし、都市における空き家・空き地の活用や人との関わり合いの中で空間と時間を共有することなどについてお話しを伺います。

活動家として現場からの目線も持ちながら、研究者として多角的に活動自体を捉え、まちづくりやアートプロジェクトの現場で社会的実践をされている大谷さんと「日本の家」を通して、人と社会と関わり合いながら都市で豊かに暮らすことの可能性を一緒に探ります。

また、「日本の家」運営メンバーによる自主制作ドキュメンタリー映画『40㎡ Freiraum/40㎡のフリースペース‐日本の家』(2015-2017)の上映に加え、参加者のみなさんと一緒に、場をひらくことについて考えながら世界を広げていきたいと思います。

【日本の家について】

「日本の家」はドイツの地方都市ライプツィヒの衰退商店街の一角にあった空き家を、現地に住む日本人チームがセルフリノベーションして立ち上げた非営利団体です。2011年に活動をはじめ、国籍、宗教、年齢、職業、経済状況などを越えて様々な人々が交流する、開かれた「家」です。同じ地域で活動する団体、アーティスト、行政と協働し、ワークショップやコンサート、展覧会、シンポジウムなど、地域に根ざした活動を行っています。
2014年春から毎週行っている「ごはんのかい」は、とてもシンプルな活動ですが、寄付制なので経済状況にかかわらず誰でも参加でき、毎週100人以上の人々、これまでに世界90ヶ国以上から人々が訪れています。
近年では「日本の家」の活動を通じて得た経験をもとに、メンバーたちが尾道、鳥取、銚子、そしてジョージアの首都トビリシなどで場所作りを行っています。人々が都市で豊かに暮らしていく方法を探るため、国を超えた草の根のネットワークを形成しています。

【作品紹介】

映画『40㎡ Frairaum/40㎡のフリースペース-日本の家』(2015-2017)
本作品は、「日本の家」運営メンバーによる自主制作ドキュメンタリー映画。活動の様子とインタビューを通じて、自らの手で作り出す交流と協働のための空間=「フリースペース」の一例を映し出しています。
©Das Japanische Haus e.V.
時間 : 60分(短縮版)
言語 : ドイツ語・日本語
字幕 : 日本語
撮影 : Minoru, Miya, Hiro and Yu
字幕 : Lio, Natsu, Lili and Doro(ドイツ語)/ Haruna and Yu(日本語)
音楽 :(Kuche fur Alle): SoRA “Wake up(FORT remix)”

講師

まちづくり活動家・研究者・福山市立大学都市経営学部専任講師大谷悠

1984年東京に生まれる。2010年単身渡独、2011年ライプツィヒの空き家にて仲間とともにNPO「日本の家」を立ち上げ、以来日独で数々のまちづくり・アートプロジェクトに携わる。2019年東京大学新領域創成科学研究科博士後期課程修了、博士(環境学)。同年秋から尾道に在住、築100年の空き家を「迷宮堂」と名づけ、住みながら改修し、国籍も文化も世代も超えた人々の関わり合いの場にしようと活動中。ポスト高度成長とグローバリゼーションの時代に、人々が都市で楽しく豊かに暮らす方法を、欧州と日本で研究・実践している。