【受付終了】ジャイメ・レルネル氏追悼セミナー

主催 都市環境デザイン会議国際委員会
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

ジャイメ・レルネル氏は34歳の若さでクリチバ市の市長になると、それから市長を3期、パラナ州知事を2期、そして世界建築家協会長も務め、ラテン語圏だけでなく英語圏でも、都市計画・都市政策に広範囲の影響を及ぼした20世紀後半の都市計画の巨人である。特に彼が阪急電鉄に乗っていた時に思いついたといわれるバス・ラピッド・トランジットのシステムは、ボゴタ(コロンビア)、ジャカルタ(インドネシア)、名古屋、ソウルなど世界中にて模倣された。また、彼の都市をみる鋭いまなざし、そしてあくまでプラクティカルな観点から実現性を重視した「都市の鍼治療」的アプローチは、世界中にフォロワーをつくりだした。

2017年のアメリカ合衆国の都市計画関連のウェブサイトが「最も都市政策に影響を与えた100人」という読者アンケートを行ったところ、ジャイメ・レルネル氏はジェイン・ジェイコブスに次いで二位であった。ちなみに三位がフレデリック・オルムステッド、八位がフランク・ロイド・ライト、九位がル・コルビジェであることを鑑みても、ジャイメ・レルネル氏の影響力の大きさが計り知れる。

そのジャイメ・レルネル氏が5月27日に急逝された。コロナウィルスに感染して、持病の肝臓病が悪化したためである。このセミナーは、ジャイメ・レルネル氏を日本の皆様と偲ぶと同時に、その功績を改めて確認し、我々がいかにして彼の意思を次代に引き継ぐのかを考える機会として位置づけたい。

日時

2021年6月25日(金)午後18:00~20:00

場所

ZOOM会議(定員200名)

会場

参加はありません。

参加費

無料

詳細&お申込

(無料ですが、下記のPeatixからお申し込みください。ZOOMの情報が開催日が近くなってから送られてきます。当日になっても連絡がない場合は服部(hattorikeiro@mac.com)までご連絡ください)
https://peatix.com/event/1942843/view

プログラム

*挨拶:服部圭郎(龍谷大学)

*パネル・ディスカッション

中村文彦(東京大学)
太田浩史(建築家)
福田知弘(大阪大学)

*参加者からの意見共有

*お別れの挨拶(服部圭郎)

主催

都市環境デザイン会議国際委員会

共催

龍谷大学地域公共人材・政策開発リサーチセンター

協力

都市環境デザイン会議関西ブロック
公益財団法人ハイライフ研究所

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