第5回「質的統合法(KJ法)基礎講座」を11月8日、9日金沢大学で開催!参加者を募集(参加無料)します
主催 | 教育関係質的統合法(KJ法)研究会(代表:金沢大学教学マネジメントセンター教授 林透) |
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※詳細は主催団体等にお問い合わせください。 |
- 日時:
- 11月8日(土)11:00~18:30(昼食休憩を含み、適宜、休憩時間あり)
- 11月9日(日)9:30~16:00(1時間昼食休憩あり)
- 受付:11月8日(土)10:30~(10:50までに会場にお越しください。)
- 会場:金沢大学角間キャンパス 中地区 インキュベーション施設1階 セミナー室
〒920-1192 石川県金沢市角間町 - 参加費:参加無料。※但し会場までの交通費、金沢において宿泊が必要な方は、各人自己負担かつ各自で宿泊施設をご予約ください。
- 募集定員:12名(本講座を初めて参加希望される方を対象とします)※2日間全日程必ず参加いただく必要があります。
- 詳細・申込:https://forms.gle/dmG5Q597r8sZjD1H7 ※参加希望される方は、10月23日(木)までに、詳細・申し込みにアクセスし、必要事項を記入の上、申込ください。なお、定員になり次第、参加申込を締め切りますので、ご了承ください。
内容
数値で比較・分析できるものを量的データ、数値で測れないデータは質的データです。
この質的データを統合し、現象の全体像を把握するための方法論のことを「質的統合法」と言います。講師の山浦晴男氏は、質的統合法は、経験豊富かつ天才的な経営者の事業や商品開発方法を分析しても、余人には真似できないが、質的統合法を活用すれば凡人でも論理的に課題解決やアイデア発想できるのではないかと述べています。
本講座は初心者に対して、質的統合法の基盤となる考え方にふれながら、具体的な手順をステップごとに詳しく解説し、初心者が質的統合法により業務の課題の洗い出しや、その課題改善へのアイデアの創出による課題解決案の作成に役立つように構成しています。
カードへの書き方、ラベルの集め方、グループでの討議、表札づくり、シンボルマークづくり、図解化、見取り図の作成と手順を踏んで学んでいきます。さらに、この質的統合法を用いて、専門分野の研究からの論文作成まで幅広く活用が可能であるので、基礎から学ぶメリットは非常に大きいいと言えます。
予測不可能なVUCAの時代にあって、物事の本質を見極め、課題解決や価値創造に資するトランスディシプリナリな発想力が求められています。トランスディシプリナリな発想力を磨くには、量的データの分析に留まらず、対象となるヒトやフィールドの観察や取材を通した質的データの活用が必要不可欠となります。
量的データと質的データを相互に活かした混合調査法が重要視される中で、看護学に留まらず、教育学や社会学の分野において、「質的統合法(KJ法)」が質的分析手法として注目を集めています。「質的統合法(KJ法)」を活用した研究論文も増えてきています。
昨年度に引き続き、質的統合法(KJ法)に関する第一人者である山浦 晴男先生を講師に迎え、「質的統合法(KJ法)基礎講座」を開催しますので、奮ってご参加ください。
【研修講師】
山浦 晴男(情報工房代表、千葉大学大学院看護学研究院 特命教授)、教育関係質的統合法(KJ法)研究会顧問
【研修スケジュール】
- 1日目:11月8日(土)】
11:00~11:10 開会挨拶
11:10~11:30 自己紹介
11:30~12:30 「創造的問題解決と質的統合法(KJ法)」概説
12:30~13:30 昼食休憩
13:30~13:40 討論テーマと討論法の説明
13:40~16:00 グループ討論とデータ化
16:00~16:15 休憩
16:15~16:40 質的統合法(KJ法)のグループ編成説明
16:40~18:30 質的統合法(KJ法)個人作業(グループ編成)(適宜、休憩あり) - 2日目:11月9日(日)
9:30~10:30 質的統合法(KJ法)個人作業(グループ編成)つづき
10:30~12:00 質的統合法(KJ法)個人作業(見取図作成)(適宜、休憩あり)
(12:00~13:00 昼食)
13:00~14:30 質的統合法(KJ法)個人作業(図解作成)(適宜、休憩あり)
14:30~15:00 グループ内発表と代表作選出
15:00~15:50 全体発表と意見交換
15:50~16:00 事務連絡、閉会
※本基礎講座は、JSPS科研費(課題番号 24K06078)の助成を受けて開催します。
【オーガナイザー】
金沢大学教学マネジメントセンター教授 林 透
(教育関係質的統合法(KJ法)研究会代表) E-mail:toru-h@staff.kanazawa-u.ac.jp