湊ノ芸術祭2024

主催 湊ノ芸術祭実行委員会
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2024年10月5-6日(土・日)、12-14日(土・日・月祝) 10:00〜18:00
  • 会場:福井県坂井市三国湊エリア(事務局:福井県坂井市三国町神明3丁目7-10)
  • 参加費:鑑賞チケット一般・・・1000円/高校生以下・・・500円
  • 詳細・申込:https://peatix.com/event/4090062

内容

地方部におけるまちづくりの取り組みは、行政や一部まちづくりプレーヤーが主導するだけでなく、いかに地域の自発的な動きを創出できるかが持続性の鍵となります。
しかし多くの課題解決型の取り組みはその内容が地域住民に見えにくく、関心を持つ機会がなかったり、ハードルが高いと感じたり、自発的な動きには結びつかずに終わってしまいます。
そうした中で地域住民が「できそう、やっていいんだ」と思える機会づくりとして、まちづくりの活動や成果を「体験できる形」にしようとイベント化したことが本芸術祭の始まりです。

湊ノ芸術祭では、空き家や空き地などの低未利用資源を活用し、まちなかの資源を新たな見方で捉えなおす仕掛けとして「地域芸術祭」という形でイベントを行っています。
そのため特に以下のようなことに力を入れています。
・アーティストがより深く地域に触れ、それを表現する支援をすること
・まちなかの資源(空き家・空き地)の魅力を最大限に活かし使いこなすこと
・来てくださった方に、それらを全身で感じてもらえるような設えをすること

本芸術祭は20~30代の建築・まちづくり系の若者や地元住民を中心に企画され、10年近く活用されていなかった空き家・空き地を含め10軒以上会場として整備します。
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■湊ノ芸術祭2024開催概要

「アートを通じまちと人が対話する祭り」
かつて北前船の寄港地として繁栄を極めた三国は今、近代・現代の盛衰を経て、連綿たる歴史の名残と人口減少下の一地方としての社会課題とを一身に抱えています。華やかな時代を物語る建物からふと目を外すと、空き家や空き地がぽっかりと佇んでいます。芸術祭のテーマは“ミカタのソウゾウ”。まちなかに挿入された芸術作品は手がかり。三国の価値の捉え方と空間の使い方を考え、歩き、ぽつぽつと散らばるまちの隙間にめいいっぱいの未来を妄想する。それはまちとの対話。そんな芸術祭を目指します。

■アーティスト
・Fukuda Akane
映像作家。1992年生まれ。
短編映画、広告映像、YouTubeなど、実写からアニメーションまで幅広く制作。
「誰そ彼」(2023) 福井駅前映画祭 福井駅前賞
「Sounds of them」(2023) パルマジャパン国際短編映画祭他、海外の映画祭多数入賞

・岩堀葉
福井市在住。日本画家として活動。
その他に越前和紙を使った造形制作、ライブペイントなど、自分の絵を生かしながら制作の場を広げている。
作品では生き物とアートの境界線に感じる「つながり」を具現化することが多い。

・岩本宇司
2024 「無垢への兆し」/上牧谷ギャラリー南条文化会館
佐孝石画 岩本宇司(俳句と光画のコラボ)/福井県立美術館
2023 「ちびこ展」(彫刻.描画.公画)/分室ニホ 「線の話・面の話」/coconoアートプレイス

・カサマツ
日本大学芸術学部放送学科卒業後、2023年2月に地元福井県福井市を拠点にコントユニットタスサンを結成。
「喜劇」の枠組みに囚われず戯曲や映像脚本の執筆、役者業など幅広く活動している。肩書きは「タモリ」。

・デッドストック工務店
DEAD STOCKS NEVER DIE「ゴミも磨けば光るよね♪」を合言葉に、産業廃棄物やありもので空間をつくる建築ユニット。
全国各地の工務店や職人、デザイナーやアーティストにより、不定期にて構成される幻の工務店。

・西端実歩
福井県出身の映像作家、映画監督。
形式美にこだわった美しい作品が特徴で、初監督作品「泡沫少女」は国際映画祭で21の賞を受賞。独自の視点で幻想的な世界を描く。

・HAKOBI
グラフィックデザイナー、アートディレクター。
2020年に同名のクリエイティブチームを結成し映像制作や個展を行う。
湊ノ芸術祭のメインビジュアル制作も担当。

・松原ゆう
1993年生まれ。ただの三国町民。
趣味で小説や詩を収録した『氾藍』を自費出版したり、友人と短編映画を制作(脚本・出演)したり。
昨年の湊ノ芸術祭ではインスタレーション「世界、それつまり私」を公開。

・松宮史恵
1996年福井県生まれ。美術作家。
福井大学教育学部美術教育サブコース卒業、同大学大学院美術教育専攻修了。
主に銅版画技法や蜜蝋等を用いて、記憶や痕跡をテーマとした作品制作を行っています。