【受付終了】第44回AVENUE勉強会 「囲炉裏端から始まったヒマラヤの草の根環境保全活動」 その夢とロマン、住民と共に歩んだ半世紀以上の歴史と現在

主催 特定非営利活動法人AVENUE
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

講師

今橋克寿さん (ヒマラヤ保全協会 僧侶)

概要

ヒマラヤ保全協会は、ネパール・ヒマラヤにおいて半世紀以上にわたって、自然と人間の共生をめざし、地域住民が主体になった環境保全活動をすすめてきました。その始まりは、1960年代に川喜田二郎(ヒマラヤ保全協会創設者)が、ネパール・ヒマラヤの探検・学術調査において、村人たちと地域の問題について炉端で語り合ったことに遡ります。それから今日まで、思想をもつ発想技法『KJ法』を用いて、住民参画方式により、森林を中心とした自然環境の保全、住民の生活改善、文化保全、地域の活性化などを有機的に結びつけて、持続する地域の創造を推進してきたのが特色です。また、日本人参加者が現地住民と協働する体験プログラムとして、「ネパール・ヒマラヤ山岳エコロジースクール」(エコツアー)を毎年開催しています。

これまでの経験やこれからの課題などをお伝えし、様々な立場で各地のフィールドに関わられている皆さんの所願成就の一助になれば幸いです。

今橋克寿さんのプロフィル

茨城県日立市出身 65歳。農業技術での海外協力を志し高知大農学部へ。筑波大の環境科学研究科での北上高地の山村との出会いから、ヒマラヤ山麓の集落への技術協力を進めるNGO活動に参画。続けてNPOヒマラヤ保全協会の設立と運営にかかわってきました。仕事としては、教員、地域開発・振興のシンクタンクやコンサルタント事業所を経て、自治体行政(花巻市、湖南市、野々市市ほか)、震災復興(岩手県)に携わりました。現在は、各地のコミュニティとつながりながら仏道を歩む僧侶として、ライフワーク構築の模索中です。