「銭湯に学ぶ、ケア的な場のつくりかた」ゲスト・平松佑介さん|ケアまち座談会vol. 10

主催 ケアとまちづくり未来会議
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

内容

暮らしや、建築、ケアの現場に関わる実践家たちとともに、よりよい暮らしやコミュニティのあり方を探るケアまち実験室。その活動の一部として、ケアとまちづくりの先進的な活動を行う実践者や研究者をお呼びするケアまち座談会を定期的に開催しています。

第10回となるケアまち座談会のテーマは、「銭湯に学ぶ、ケア的な場のつくりかた」。
今回は小杉湯三代目・平松佑介さんをお招きし、お話を伺います。

小杉湯では、訪れる人が「ほどよい距離感」で自然と認められるような、不思議な安心感のある場が生まれています。そうした空間は、どうすればつくることができるのでしょうか?

当日は、銭湯という場を通じて生まれている「ケア」の営みについて、平松さんにお話しいただきます。健康ラボのような取り組みにとどまらず、建築や空間の工夫、スタッフのふるまいなど、さまざまな視点から「ケア」を紐解いていきます。

参加される皆さんにとって、ご自身の現場や地域での実践にヒントを持ち帰っていただける時間となれば幸いです。

当日は、ケアまち実験室のメンバーで医師の守本陽一が進行し、ケアとまちづくりの談義をします。
また終了後は、ケアまち実験室(オンラインプラットフォームslack上)で、建築、社会教育、福祉、医療、地域づくりなど多様な領域のプレイヤーの皆さんと共に、今回のお話をどうケアとまちづくりや今活動しているものに生かすことができるか考えます。終了後も皆さんと共に銭湯とケアの可能性についてお話できると嬉しいです。

■ゲスト:
平松佑介さん(株式会社小杉湯代表、株式会社ゆあそび副代表)
昭和8年に創業し、国登録有形文化財に指定された老舗銭湯「小杉湯」の三代目。2020年3月に「小杉湯となり」、2024年4月に「小杉湯原宿」を開業。モットーは「きれいで、清潔で、きもちのいい」お風呂を沸かすこと。

■ファシリテーター:
守本陽一(一般社団法人ケアと暮らしの編集社 代表理事)
1993年、神奈川県生まれ、兵庫県出身。医師。YATAI CAFE(モバイル屋台de健康カフェ)や地域診断といったケアとまちづくりに関する活動を兵庫県但馬地域で行う。2020年11月に、一般社団法人ケアと暮らしの編集社を設立。医師として働く傍ら、社会的処方の拠点として、商店街の空き店舗を改修し、シェア型図書館、「本と暮らしのあるところだいかい文庫」をオープンし、運営している。まちづくり功労者国土交通大臣表彰。グッドデザイン賞受賞。共著に「ケアとまちづくり、ときどきアート(中外医学社)」「社会的処方(学芸出版社)」など。

■プログラム:
21:00- イントロダクション
21:10- 登壇者ピッチ
21:40- ダイアローグセッション
22:00- 質疑応答とアフタートーク
22:20- 終了