ICOMOS 多文化建築遺産の国際科学委員会ーその歴史、活動、多文化遺産の保存と保全における役割ー

主催 比較住宅都市研究会
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2024年10月8日(火)13時00分~15時00分
  • 会場:現地・オンライン併催(現地:東京都立大学同窓会 八雲クラブ ニュー渋谷コーポラス10階 1001号室 渋谷区宇田川町12-3)
  • 参加費:現地…1000円、オンライン…600円
  • 詳細・申込:http://home.g08.itscom.net/ebizuka/

内容

オランダ政府が旧植民地の建築遺産の保存に取り組みたいとの意向を受けて、イコモス国際科学委員会が1998年に設置され、99年には南アフリカのケープタウン、2000年にはスリランカで委員会が開催された。2001年に委員長の死亡で活動が停止したものの、2002年に新委員長が選出され、委員会の名称が多文化植民地建築(SHARED COLONIAL Architecture)の国際科学委員会、さらに2003年には多文化建築遺産(SHARED BUILT HERITAGE)の国際科学委員会に変更された。2003年にはガーナ、2004年にはマラッカ(マレーシア、ポルトガル、オランダ、イギリス、日本の統治の歴史がありイスラムや中国の文化も影響)、2005年には中国の重慶、中東戦争やソ連の崩壊などの政治状況の変化を受けて、社会や文化全般に関心を広げることになり、2008年にはポーランド北部でスタディ・ツアー、2010年には南アメリカのスリナム、2011年ケープタウン、ソウル、2011年中国廈門市、2012年中国武漢市、北京市、天津市、2013年キューバ、2014年東南アジア(マラッカ。ジョージアタウン、バンドン)、2015年日本のスタディ・ツアー、2016年ヨーロッパなどの各地で開催されてきた。これまでの活動の内容を紹介いただき、議論する(基本的には日本語ですが、英語を併用する可能性もあります)

講師のプロフィール
ジークフリート R.C.T.エンダース氏(元イコモス多文化建築遺産の国際科学委員会委員長、ドイツ・ダルムシュタット市在住)
Siegfried RCT Enders氏(教授、博士)はダルムシュタット工科大学で建築と都市計画を学んだ。 1972年から1976年まで、DAAD 奨学金保持者として、まず大阪の外国語大学で日本語を学び、その後、京都大学で建築を学んだ。博士論文「日本の住宅形態とその変化」は 1979 年に出版された。ドイツに帰国後は30年間ヘッセン州の都市計画と記念碑の保存を担当し、2009 年からは多文化建築遺産の国際科学委員会の会長を務めた。ユネスコ世界遺産委員会の 3 つの諮問機関の 1 つである国際記念物保存評議会 (ICOMOS) の建造物文化財。とりわけ、ユネスコの世界遺産の履行に関して世界遺産委員会の活動を支援した。レポートや情報イベントを活用した遺産条約。 1992 年から 2002 年にかけて、連邦科学研究省の研究プロジェクトを主導した (記念碑保存の分野で日本と協力)。

使用言語:英語 通訳はありません