5時間クロストーク+展示|わたしはなぜ「作業場」を続けたいのか? 〜「作業場@ 旧今宮小学校」それぞれの現地点〜

主催 ちょちょまうヴァナキュラー実行委員会
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

内容

西成区のアートプロジェクト「#ちょちょまうヴァナキュラー(以下ちょちょヴァナ)」が実施する『作業場@旧今宮小学校(以下《作業場》)』をめぐる「5時間クロストーク+展示」を開催します。

《作業場》は大阪市の文化事業「ブレーカープロジェクト」が美術家・きむらとしろうじんじんとともに2015年に立ち上げ、2024年度よりちょちょヴァナが引き継ぎ、のべ10年間継続して実施してきました。ちょちょヴァナは《作業場》を中心としたプロジェクトを展開するため、新たに発足させたものです。

《作業場》は活動を継続するなかで、地域の教育・福祉機関との協働を重視しそのあり方も変化しています。今回のクロストークでは、改めて《作業場》を紹介するとともに、これまで活動をともにしてきた協働機関のスタッフと参加者それぞれにとっての《作業場》を掘り下げます。同時に、聞き手として、教育や福祉をベースにしたアートの取り組みの評価設計等も手がけるアートマネージャー・リサーチャーの石幡愛さんに立ち会っていただくことで、地域で継続して実施するアートプロジェクトのありようを多面的に捉えることを試みます。また、今年度のリサーチプロジェクトとして studio_kentaro_nakamura と立ち上げた「ちょちょヴァナ」のウェブサイトを紹介。このウェブサイトでは、お知らせを一方向で伝える機能を超えて《作業場》をオンライン上でどのように表象できるのかという実験でもあり、その制作プロセスは、《作業場》とは?を考えることそのものでした。さらに《作業場》スタートした「音」のプロジェクト《おとあつめ》は、会場内での展示を試行します。

《作業場》の10年間で積み重ねられた、一面的には捉えどころがない、さまざまな出来事を振り返り、それぞれの「私」にとっての《作業場》を語ることから、これからの《作業場》、またアートプロジェクトについて考える機会となることを期待しています。
コロナ禍を経て、地域におけるつながりづくりや居場所づくりの取り組みが重視される昨今、《作業場》は属性や世代を超えて人が出会うことそのものに価値があるということに改めて気づかされる、そんなプロジェクトに育ってきているのではないかと思います。
参加したことがある方もない方も、ご興味のある方は誰でもぜひご参加ください!

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クロストークプログラム
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1部《作業場》のこれまでといま:13:00〜13:40
高岩みのり・松尾真由子(ちょちょヴァナ事務局)、きむらとしろうじんじん(美術家)
2部《ちょちょヴァナ》のWebができるまで:13:40〜14:10
仲村健太郎、小林加代子(Studio Kentaro Nakamura)
3部:それぞれの《作業場》〜協働機関を交えて〜 14:15〜16:15
吉村友美 (山王訪問看護ステーション)、白川陽子(大阪府立今宮工科高校)、多賀井潤一郎(今池こどもの家)
きむらとしろうじんじん、高岩みのり・松尾真由子 聞き手:石幡愛 (アートマネージャー、リサーチャー)
4部:はなす《おとあつめ》16:30~17:00
江崎將史、カメイナホコ、光永惟行、米子匡司
5部:《作業場》のこれから(今日の感想/質疑応答)17:00〜18:00
石幡愛、きむらとしろうじんじん
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《おとあつめ》の展示
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《作業場》でこれまでに集めた音の展示を通して《作業場》の音による再編成を試みます。