【受付終了】dot architects×正田智樹「小さな運動から建築へ」|『Foodscape フードスケープ: 図解 食がつくる建築と風景』刊行記念

主催 千鳥文化
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

内容

『フードスケープ』ではイタリアのスローフード運動が保護する伝統食の生産を自然と建築の関係から読み解きます。イタリアで1980年代にマクドナルドがローマのスペイン広場にできる際に始まるスローフード運動は全国の労働組合や協同組合などを基盤とした文化サークル「イタリア余暇・文化協会 (ARCI)」を発端としています。そうした個人の嗜好から始まる運動がイタリア全土へ広まり、伝統食を保護し、自然を活用する建築や風景までを維持・更新することにつながっています。

dot architectsがギャラリー間で行った「ドットアーキテクツ展 POLITICS OF LIVING ⽣きるための⼒学」で展示していた社会センターの調査では様々な目的を持った人々・集団の運動を観察し、そこにたちあらわれる建築を捉えています。

本トークイベントでは、こうした自律的な小さな運動を支えてきたイタリアの文化的背景やそれらがつくりあげる建築や風景を考えます。

登壇者

ドットアーキテクツ / dot architects
家成俊勝、赤代武志により2004年共同設立。大阪・北加賀屋を拠点に活動。建築設計だけに留まらず、現場施工、アートプロジェクト、さまざまな企画にもかかわる。

家成 俊勝(いえなり・としかつ)
1974年 兵庫県⽣まれ。関⻄⼤学法学部法律学科卒。⼤阪工業技術専門学校夜間部卒。専門学校在学中より設計活動を開始。京都芸術⼤学空間演出デザイン学科教授。

土井 亘(どい・わたる)
1987年 神奈川県⽣まれ。慶応義塾⼤学政策・メディア研究科修士課程修了。studio mumbai architects を経てdot architects 参画。

正田智樹(しょうだ・ともき)
一級建築士。1990年千葉県生まれ。東京工業大学大学院建築学専攻修了。2016-17年イタリアミラノ工科大学留学。現地ではSlowFoodに登録されるイタリアの伝統的な食を建築の視点から調査。食と建築、風景へと繋がる調査を継続する。2018年~現在会社員。