【受付終了】備後表継承会によるイグサ植え付け協働事業 ―ふるさと文化財の森(文化庁)設定の「備後熊野い草圃」にて―(2018-12-02|広島)

※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

[概要]
◎開催日時:2018-12-02 13:00~ イグサ手植え予定、田んぼ周辺での見学自由(午前中は、機械植えと手植え準備予定)~終了次第(2時間くらいを予定)
◎会場: 「備後熊野い草圃」(広島県福山市熊野町甲乙1883-1 廣川ヨシエ氏製織所から東へ約100mの田んぼ)
◎詳細・申込:
http://bit.ly/2DQbi6p

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2018年4月1日に設立された「備後表継承会」は、地域協働による「備後藺草による備後表」の保存と継承を目的に、設立役員7名と事務局を中心に活動してきました。

この度、2016年7月のイグサ刈り取り後、連作障害を避けるため2シーズン休耕(代わりに水稲栽培)していた広島県福山市熊野町の圃場におけるイグサ植え付けを協働で実施します。福山市熊野町のある旧沼隈郡は、かつての備後イグサ(地草)栽培の中心地であり、約10a(約1反)の当該圃場は、「備後熊野い草圃」として、「ふるさと文化財の森」(文化庁)に設定されています。圃場所有者である廣川ヨシエ氏(イグサ農家・畳表製織)と有限会社佐野商店(畳表製造卸、福山市芦田町)による栽培事業を、福山大学建築学科(佐藤圭一研究室+備後地域遺産研究会)と当会が支援します。

現在でも国宝や文化財修復等に指定され、最高級畳表と謳われながら、「備後イグサによる備後表」は絶滅の危機に瀕しています。現在、備後地域には4戸の栽培事業者を残すのみで、合計作付面積は、1ha(約1町)にも満たないものです。全国の建築や文化財の関係者もこの栽培実態をほとんど知ることなく、日々、畳空間を設計・施工、あるいは発注しているのではないでしょうか。この機会に、是非一度、生産現場をご覧ください。

また、設立後の準備とご案内が遅くなりましたが、当会の趣旨にご賛同いただける一般会員の募集も10月から正式に開始しました。当会の事業内容や役員などの詳細は、ウェブサイトをご覧ください。
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●関連書籍●
『成功する地域資源活用ビジネス』
伊藤 実 著
元気な中山間地に学ぶ!六次産業化ビジネス
https://book.gakugei-pub.co.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1284-2.htm

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