若手設計者に向けた製図力向上の5つのtips NYの建築ウェブメディア「Architizer」で紹介

  • 若手設計者に向けた製図力向上の5つのtipsが、NYの建築ウェブメディア「Architizer」で紹介されている。この場合の製図(ドローイング)は、一連のプログラミングや設計趣旨が大まか決まった後、部分を検討する際に用いるものだと前置きされ、tipsは下記の5点のとおり。
  1. まずは先行事例から学ぶ
    事務所のポートフォリオを確認するなど、過去のさまざまな事例を参照する。ただ、ディテールは敷地の周辺建物や材料、文化、気候などに特有であることを心にとどめておく。
  2. 材料同士の施工方法を調べる
    煉瓦、木材、石、金属など、各材料に適した施工方法が把握できていれば、ジョイント部分をより理解しながら製図できる。また、メーカーや施工者、エンジニアに、相談するのも手段の一つ。
  3. 壁・天井・床の組み立て方を知る
    3つの要素のさまざまな構成を知ることで、描くべきポイントが理解できる。また壁面の断面図を見れば、組み立てる順序や構造上の影響がわかるようになる。
  4. 線の太さを使い分ける
    ディテールを理解する際、図面の線の太さが重要になるので、BIMモデルでも手書きでも、さまざまな製図スキルを持ち合わせておきたい。
  5. 作成した図面に赤線を引く
    間違いも含め、自分の仕事から学びを得られる。見落としに気づき、自分の作図が完璧なものではないと学べるはず。

詳細はこちら

Young Architect Guide: 5 Tips for Drawing Accurate Architectural Details

参考

学芸出版社のブックガイド

入社3年目で読んでおきたい建築設計実務書11冊