前橋工科大学工学部建築学科准教授・堤洋樹氏による寄稿「公共施設が使えない今こそ考えたい公共施設の“しまいかた”」を公開しました

公開日:2020/05/21

新型コロナウイルス感染症の蔓延は、まちにある公共施設と、まちに暮らす市民の関係性のあり方を問い直す機会ともなりました。

例えば公共施設の一つである公園は、日常的な活動の制限を余儀なくされている人々にとって、比較的安全な環境で運動や気晴らしができる貴重なオープンスペースとして、ますます求められるようになっており(参考:IBMの調査)、利用者の安全を確保しようとする方策が国内海外で様々にとられています。一方で、感染拡大防止のための画一的な管理の結果として、そうした公共施設が休業・閉鎖に追い込まれる例も少なくありません。

こうしたコロナ禍における公共施設をめぐる状況について、『公共施設のしまいかた まちづくりのための自治体資産戦略』の著者で前橋工科大学工学部建築学科准教授の堤洋樹さんが、所感をまとめた文章を寄せられています。

ぜひご覧ください。

公共施設が使えない今こそ考えたい公共施設の”しまいかた”(堤洋樹)

…感染拡大を防ぐために、施設の状態や管理が悪いわけでもないのに長期的に使えない、入れないという状況は、これまでの経験や情報が乏しく、今後どのように現場で研究活動を進めていけば良いのか、不安や分からないことだらけです。

このような情勢は、おそらく建築・建設業界にとっても想定外であり、極端な言い方をすれば、建設することが前提だった建築・建設業界が、「本当に施設(の建設)が必要なのか?」という「問い」に直面することになりました。…

続きはこちらへ

まち座寄稿|公共施設が使えない今こそ考えたい公共施設の”しまいかた”/堤洋樹

筆者略歴

堤洋樹 Hiroki Tsutsumi

前橋工科大学工学部建築学科准教授。博士(工学)。早稲田大学助手などを経て現在に至る。専門は建築経済、建築生産、建築構法。建物の長寿命化の実現に向け、ソフト・ハードの両面から研究を行う。複数自治体のアドバイザー、日本建築学会建築ストックマネジメント小委員会幹事などを兼任。また「地域を持続可能にする公共資産経営の支援体制の構築(RISTEX、代表)」「公共施設における協働的ダウンサイジング手法の研究開発(科研・基盤(C)、代表)」など公共施設管理に関する研究活動多数。著書に『公共施設のしまいかた』(編著、学芸出版社、2019年)、『実践!公共施設マネジメント』(共著、学陽書房、2019年)、『公共施設マネジメントのススメ』(共著、建築資料研究社、2017年)など。


学芸出版社編集部が運営するウェブマガジン「まち座」では、新型コロナウイルスと建築・都市・まちづくりに関するニュースを連日紹介しています。

詳しくはこちら

新型コロナウイルス感染症

記事をシェアする