【受付終了】重要伝統的建造物群保存地区内の住民等組織による空き家利活用の取り組み-栃木市嘉右衛門町地区を対象として-

主催 比較住宅都市研究会
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2022年1月26日(水)18時30分~20時30分
  • 会場:東京都立大学同窓会 八雲クラブ ニュー渋谷コーポラス10階 1001号室
  • 参加費:1000円 ネット参加 600円
  • 詳細・申込:
    http://home.g08.itscom.net/ebizuka/

講師

関根 萌氏(千葉大学大学院 融合理工学府創成工学専攻 修士課程)

要旨

伝統的建造物群保存地区の制度は昭和50年に創設されました。その中でも特に価値が高いと判断されたものは重要伝統的建造物群保存地区に選定され、全国各地に歴史的な集落・町並みの保存が図られるようになりました。これらは、歴史的な町並みの保存や魅力的なまちづくりのために活用すべき重要な資源であると考えられている一方で、近年全国的な「空き家」の増加が都市問題となっており、地方中小都市に多くある重要伝統的建造物群保存地区では、市街地と比較して空き家の増加が顕著に現れています。重要伝統的建造物群保存地区における空き家の増加は、歴史的町並みの連続性が阻害されることから、解消に向けた対応が特に望まれます。こうした中で様々な主体の協働が求められており、その中でも地域の古くからの構成員である住民による組織の取り組みが期待されます。このような社会背景を踏まえ、住民等組織が主体となって空き家利活用に取り組む栃木市嘉右衛門町地区の事例を見ながら、今後の重要伝統的建造物群保存地区における空き家利活?の取り組み方法について議論します。