視覚・聴覚障害者に「演劇を届ける」講演会&ワークショップ|文化と地域デザイン講座 in 高松
主催 | あなぶき文化振興コンソーシアム |
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※詳細は主催団体等にお問い合わせください。 |
- 日時:2025年9月23日(火・祝) 14時~16時半
- 会場:香川県県民ホール 大ホール棟5階 第2会議室 香川県高松市玉藻町9−10
- 参加費:1,000円(税込)
- 詳細・申込:https://kenminhall.com/ticket/%E8%A6%96%E8%A6%9A%E3%83%BB%E8%81%B4%E8%A6%9A%E9%9A%9C%E7%A2%8D%E8%80%85%E3%81%AB%E3%80%8C%E6%BC%94%E5%8A%87%E3%82%92%E5%B1%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%80%8D%E8%AC%9B%E6%BC%94%E4%BC%9A%EF%BC%86%E3%83%AF/
内容
「すべての人に舞台の感動を」——
演劇の楽しさを、視覚や聴覚に障害のある方にも届けたい。
そんな取り組みを長年続けている兵庫県立ピッコロ劇団の皆さんをお招きし、実際のサポート現場や工夫を体験できる講演&ワークショップを開催します!
【プログラム】
・ピッコロシアターにおけるサポート事業の実践について
・講師たちのクロストーク
・参加者の皆さんで「俳優の言葉の生中継(音声ガイド)」にチャレンジ!
※休憩を挟みながら2時間半程度のワークショップとなります。
劇場がより多くの人に開かれた場所になるために、
私たちにできることを一緒に考えてみませんか
【こんな方におすすめ】
・劇場でのバリアフリーやユニバーサルデザインに関心のある方
・福祉や教育、アートに関わる方
・学生さんや演劇ファンの皆さんも大歓迎です!
◆ゲスト
菅原ゆうき 兵庫県立ピッコロ劇団(俳優)
1991年生まれ。小劇場の出演を経て、ピッコロ演劇学校本科・研究科を修了後、2014年にピッコロ劇団入団。 ピッコロ演劇学校本科主任講師、日本劇団協議会教育事業部委員。ピッコロ劇団公演に出演するほか、演劇指導、CMナレーション、視覚・聴覚障害者へ向けた鑑賞サポートに携わる。また、外国人の地域参加を支援するワークショップの講師、アクセシビリティや社会包摂について研修や講演を行う。これらの取組により、「日本アートマネジメント学会賞」、「草の根国際功労賞」、「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰(内閣府特命担当大臣表彰優良賞)」などの受賞に貢献した。
古川知可子 兵庫県立尼崎青少年創造劇場(ピッコロシアター)
近畿大学文芸学部芸術学科卒、大阪市立大学大学院都市経営研究科修了。
兵庫県立芸術文化センター推進室で、情報誌創刊、友の会事業、海外ユースオーケストラやバレエ学校の招聘事業などを担当。その後ピッコロシアターで鑑賞事業、普及事業、研修、広報、貸館などを担当。2015年に障害者への鑑賞サポート事業を立ち上げる。近畿大学文芸学部芸術学科非常勤講師。
松本茂章 コーディネーター 日本アートマネジメント学会 会長
文化政策学者。法政大学兼任講師、同志社大学嘱託講師など。早稲田大学卒業、同志社大学大学院修了。読売新聞記者・デスク・支局長を経て県立高知女子大学(現・高知県立大学)教授、公立大学法人静岡文化芸術大学教授を歴任。文化を活かしたまちづくりを研究するため全国各地を踏査。時事通信社の行政専門誌『地方行政』に連載を執筆中。主な単著に『日本の文化施設を歩く』、『地域創生は文化の現場から始まる』など。編著・共著多数。
◆ピッコロシアター・兵庫県立ピッコロ劇団
兵庫県立ピッコロ劇団は、県立尼崎青少年創造劇場ピッコロシアターが長年培ってきた人材育成事業の集大成として1994年(平成6年)に設立した、全国初の県立劇団です。今回は県立ピッコロ劇団の俳優菅原ゆうきさん、広報・制作の古川知可子さんをお招きし、講演会&ワークショップを開催します。コーディネーターの松本茂章先生を交え、視覚障害者や聴覚障害者に演劇を届けるサポート事業の実践を紹介していただきます。ピッコロシアターでは、視覚障害者を対象にイヤホンを通して、俳優が舞台演目の内容や舞台美術、役者の表情・動きなどをリアルタイムで言葉によって伝える取り組みを行っています。また、聴覚障害者に向けては、俳優が作成した約1000枚の字幕画面を、舞台の進行に合わせて表示する「バリアフリー字幕」の提供も行っています。
今回のワークショップでは、これらのサポート事業のうち「俳優による言葉の生中継(音声ガイド)」、言葉によって伝える技術にチャレンジしていただきます。