「生前の発見」より「遺体の長期放置」を懸念 R65による「孤独死に関する意識調査」
- 65歳以上の家探しをサポートするR65(R65不動産)による「孤独死に関する意識調査」で、単身高齢者の46.7%が「遺体の長期放置」を懸念していることがわかった。これは同問の回答選択肢にある「生きている間に見つけてもらえないこと」の約2.3倍で、生前の発見よりも遺体の放置への懸念が高いことを示している。本調査は、全国の65歳以上(単身者/夫婦/その他)を対象にしたインターネット上でのアンケート調査で、1284名が回答、うち単身高齢者は433名だった。
- 「長期的に遺体が放置されてしまうこと」を強く懸念した人の具体的な理由や懸念点が一部抜粋され、下記の3つが公表されている。
「綺麗に死にたい。」
「腐敗した遺体は臭いも酷く、第一発見者やその後遺体の処理を行わざるを得ない方達に申し訳ないと思うので。」
「死体の発見が遅れたら死臭がして周りの人たちに迷惑がかかる。理想はみんな(子供)に看取られながら死にたいのだが・・・」
- また、孤独死についてどう考えるかの問いに対して、「未然に防ぐことが難しいためやむを得ないと思う」「たとえ何が起きても既に覚悟を決めている」と答えた人はともに50%を超えており、ここでも単身高齢者の場合、より多くの人がそう考えていることが分かった。
- さらに、理想の終の住処に関する問いでは、「自宅」が最も高く、次いで「病院」となり、この2つが全体の7割以上を占めた。R65は、単身高齢者の「自宅」の回答が全体と比べて7.9%低く、逆に「病院」の割合が4.3%高いこと、「遺体の長期放置」の懸念の高さを挙げながら、他社への迷惑がかかりづらい「病院」を望む人が多くなったのではないかと推察している。
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生前の発見よりも、「遺体の長期放置」を懸念する単身高齢者が”約2倍”【孤独死に関する意識調査】
(2021/10/15|R65(PR TIMES))