本居宣長記念館がクラウドファンディングによる支援を募集中(締切:2020/12/11)
三重県松阪市の公益財団法人鈴屋遺蹟保存会 本居宣長記念館が2020年11月5日(木)~12月11日(金)クラウドファンディングプラットフォームREADY FORにて「本居宣長の魅力を新しいカタチで伝えたい!!」と題して支援募集を開始しました。宣長が描いた空想都市!270年の刻を超えて「端原氏城下絵図」区画分譲販売!!あなたもこの町の住人になりませんか?
『端原氏城下絵図』町人募集クラウドファンディング
by NORINAGA RE:VISIONプロジェクト
■コロナ禍で本居宣長記念館の魅力をどのように発信していくか
今は気軽に記念館に足を運んでいただくことが難しい、でももっと多くの皆さまに宣長のことを知ってほしい! そんな思いから、新しいきっかけのひとつとして、映像での企画展の紹介・解説動画の作成など、自宅からでも楽しめるコンテンツの充実化を目指すことにしました。
今回は、皆さまとともに宣長の新しい価値と未来を考える「NORINAGA RE:VISIONプロジェクト」として「宣長の作った架空都市の住人になれる!? 『端原氏(ハシハラシ)城下絵図』町人募集クラウドファンディング」を企画しました。宣長のまだ見ぬ魅力探しの第一歩を、私たちと一緒に踏み出していただければ幸いです。
概要
募集期間:11月5日(水)10:00~12月11日(金)23:00
目標金額:85万円
■新しい価値としての端原氏城下絵図
「端原氏城下町人募集クラウドファンディング」では19歳の宣長が描いた「空想都市 端原氏城下絵図」内の空白区画の 55区画分を分譲販売します。宣長理想の都市である端原氏城下絵図へ飛び込み、皆様が町民となって想いを共有し 新しい価値や未来を作り上げるプロジェクトです。 皆様と本居宣長記念館で一緒に踏み出す新しい挑戦への第一歩として、端原氏城下絵図の中に描かれている空白の区画を 分譲販売します。購入された方には、区画への名入れや区画権利証などの特典を準備しています。 町人居住区の空白区画はおよそ400軒あり、この城下町にはまだ見ぬ生活や暮らし、人生が存在するはずです。 しかし、住人が見えないことでその想像は難しくなってしまいます。 宣長が描いた端原氏城下絵図は町人も住みもっと賑やかになることが美しい形だと捉え、端原氏城下町の発展を目指して、 端原氏と一緒に町を構成するを町人を募集します。区画分譲するにあたり立地や大きさなどに違いはありますが、今回は55区画を整備しました。
――端原氏城下絵図とは?
端原氏城下絵図(ハシハラシジョウカエズ)は、19歳の宣長が描いた架空の都市図です。御所を中心とした町で、道は碁盤の目状に整然と並び、南北には川が流れています。京都を参考にして描いたと言われています。宣長は京都に憧れを持っていました。これは、地図好き・系図好きな宣長が自分の理想を詰め込んで作った町です。 また、端原氏城下絵図を描く前、延享4年(1747)前後に「端原氏系図」を書き上げています。 端原氏系図はこの架空都市を治める端原氏の一族や家臣を系図にまとめたもので、端原氏も架空の人物、それぞれの生年や幼名、通称、屋敷の場所などがすべて記されています。 驚くことに、人名だけでなく地名や年号までもが架空ですべてが宣長の想像です。
詳細
NORINAGA RE:VISIONプロジェクト
(2020/11/05|本居宣長記念館)