【募集終了】横浜市が公共建築100周年事業を実施 第1弾イベントとして「根岸森林公園のトイレ」設計コンペを開催(設計案提出期限:2022年7月15日)

横浜市が、2022年度で公共建築100周年を迎えることを記念した事業をスタートする。市の建築局の前身となる「建築課」が大正11(1922)年4月1日に誕生したことを基準にした周年事業で、記念ロゴを公開したり、特設ウェブサイトやSNS(TwitterInstagram)を開設したりして、PRを開始している。

第1弾のイベントとして、40歳以下の学生を含めた設計者を対象とした、「根岸森林公園のトイレ」(新築)の設計コンペ実施についても発表されている。すでに参加者の募集が開始されており、設計案の提出期限は2022年7月15日(金)。詳細はウェブサイトで確認できる。

このほか、8月~11月にかけては、建築家を招いた講演会や、公共建築をテーマにしたシンポジウム、ワークショップイベントの開催を予定しているという。

 

横浜市の代表的な公共建築物には、開港記念会館や横浜市庁舎がある。

開港記念会館(大正6年竣工)

明治42(1909年)の横浜開港50年記念事業として、横浜市が建設案を設計コンペで募集した。実施設計では、初代建築課長の山田七五郎氏を中心に行われた。横浜大空襲に際しては被害を受けず、竣工してから100年を経過した横浜を代表する公共建築物。

横浜市庁舎(令和2年竣工)

横浜市の8代目市庁舎。高層の行政棟は横浜の産業の一つであるシルクをイメージした白い透明な質感や、垂直性を基調とするデザイン、中層の議会棟は、船をイメージした視認性の高いデザインとなっている。ユニバーサルデザインやBCP対策、環境に配慮して100年使い続けられるよう建築された。

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資料等はプレスリリースより