コロナ禍で変わった都市のサウンドスケープ イギリス拠点のアーティストによる音収集の取り組み
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- コロナ禍で、都市は封鎖され物音を消した。
ただ一方で、完全な静寂に包まれたわけではなく、例えばかつて交通音が絶え間なく聞こえていたギリシャでは、フクロウの鳴き声がよりはっきりと聞こえるようになった。自動車やエンジン音がなくなったサンフランシスコでは、鳥たちが柔らかく澄んだ声で鳴いている。はたまたニューヨークでは、タイムズスクエアの賑わいに変わり、ビル群から排出されるエアコンの稼働音が響き渡る。 - 2014年からイギリス拠点に都市における音の変化をマッピングしているアーティスト、Stuart Fowkes は、「以前は聞けなかった様々な音が聞こえてくるようになりました」と話す。
コロナの感染拡大後、彼によるマッピングプロジェクトでは、都市のサウンドスケープがほぼ一晩で劇的に変化したようすを捉えている。政府による在宅要請に伴い、交通の騒音が消え、救急車のサイレン音や、鍋・フライパンの音が日常的に聞こえるようになった。 - 彼が作成した世界地図には世界中の音がマッピングされており、どのようにしてコロナが都市に新しい音をもたらしたのかがわかる。
彼は世界中から都市音をクラウドソーシングしており、結果100以上の国と地域から4000近い広範囲のデータベースを作成している。
詳細
https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-10-22/the-changing-sounds-of-cities-during-covid-mapped