Airbnb Japanらがガイドブック「シェアリングエコノミーが未来の旅のためにできること」を公開 ポストコロナの地域と持続可能な観光のありかたを提案
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一般社団法人シェアリングエコノミー協会や民泊サービス大手Airbnb Japan株式会社(以下、Airbnb Japan)らが、地域における観光面での課題解決に関する議論の成果をまとめたガイドブック「シェアリングエコノミーが未来の旅のためにできること」(以下、ガイドブック)を公表した。
このガイドブックは、Airbnb Japanが主幹事企業を務め、2021年7月から計5回にわたり開催された「シェアリングシティ推進協議会観光ワーキンググループ」(以下、WG)の成果物として作成されたもの。WG各回のテーマは下記の通り。
- 第1回「これからの観光地のあり方」
- 第2回「新型コロナウイルス感染症によって観光はどのように変わったか/これから変わるのか」
- 第3回「ミレニアル世代、Z世代の価値観によって変わる観光地-両世代の価値観が観光地のあり方を変える」
- 第4回「多様化する社会への対応について」
- 第5回「レジリエントな地域づくり」
ガイドブックは以下の5つのパートで構成され、Airbnbのホストやシェアリングエコノミー協会と連携協定を結ぶ自治体の担当者らへのインタビューなどが掲載されている。
- 4 Perspectives on the Future Tourism
「未来の観光」を考えるための4つの視点 - It Starts with You
新しい旅は「誇れる暮らしざま」からはじまる
山田雄一さんが語る、いま日本の観光に必要なこと - Who Is the Conscious Traveller?
ポスト・コロナの「コンシャス・トラベラー」とは? - Why We Are Hosting
わたしたちがホストをする理由 - Trust & Safety
Airbnbが「信頼と安全」のために取り組んでいること
このうち「Who Is the Conscious Traveller?」では、新型コロナウイルス感染症により打撃を受けた観光業の復興について調査した報告書「Rebuilding tourism in Asia-Pacific」のポイントを紹介。
観光客の過度な増加が、地元住民の生活や自然環境に悪影響を及ぼしたり、土地の魅力を低下させたりする「オーバーツーリズム」の原因になりたくないと考える旅行者が57.6%に上っていることなどを挙げ、「コンシャス・トラベラー(意識の高い旅行者)」と呼ばれる人々が増加していることを伝えている。
ガイドブックは一般社団法人シェアリングエコノミー協会のウェブサイトなどからダウンロードが可能。問い合わせはAirbnb Japan 公共政策本部まで。
詳細
- シェアリングシティ推進協議会観光WGのアウトプットガイドブック 〜シェアリングエコノミーが 未来の旅のためにできること〜|一般社団法人シェアリングエコノミー協会
- Rebuilding tourism in the Asia-Pacific: the year of the conscious traveller|The Economist Group