新連載「セルフリノベーション・ラボ」スタート!セルフリノベの基本的な考え方、方法や道具の使い方、先達の創意工夫を紹介
リノベーションってカッコ良いけど、自分にはできないかも……。でも、リノベーションの多様な入口をちょっと知るだけで、「これならできそう!」という接点が見つかるかもしれません。
本連載では大学研究室のメンバーが、セルフリノベーションの基本的な考え方(理論編)、方法や道具の使い方(実践編)、先達の創意工夫(事例編) という3つの視点から紹介していきます。
日本全国にあるたくさんの空き家を、セルフリノベーションで楽しみながら使う。そんな人が増えたら、まちも、暮らしも、もっと豊かになるのではないでしょうか。
さあ、セルフリノベーションにまつわる旅の始まりです。
調査・実験・実践のセルフリノベーション・ラボの成果は、読者の皆さんが自由にお使いいただけます。工具片手にセルフリノベーションを楽しむ人が増えることを願っています。
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執筆者プロフィール
籔谷祐介(やぶたに・ゆうすけ)
富山大学学術研究部芸術文化学系講師。(一社)エリアマネジメント・ラボ理事。1986年三重県生まれ。筑波大学大学院博士前期課程修了。札幌市立大学大学院博士後期課程修了。博士(デザイン学)。一級建築士。「建築的思考からコミュニティを創発する」をテーマに、部分セルフリノベーションした自邸「山川藪文庫」(北陸建築文化賞)、「地元材を用いたデザイン・ビルド建築教育の試み」(木の建築賞)、「まちづくり市民活動団体の人材マネジメントに関する組織論的研究」(日本都市計画学会論文奨励賞)など、理論と実践を横断しながら、まちや暮らしをよりよくするためのコミュニティデザインやリノベーションの研究に取り組む。著書(共著)に『エリアマネジメント・ケースメソッド』(学芸出版社)。https://yabutani-lab.com
佐藤布武(さとう・のぶたけ)
名城大学理工学部准教授。一般社団法人生活民芸舎主宰。1987年千葉県生まれ。筑波大学学大学院修了。博士(デザイン学)。学生時代から宮城県石巻市の東日本大震災の復興支援に携わり、漁業の後継者育成や宿泊交流推進事業などに携わる。「もものうらビレッジ」にて東北建築大賞受賞。また、名古屋の大学に勤めながら長野県塩尻市木曽平沢との二拠点生活を行う。ものづくりの作家作品が集うクラフトシェア商店「土ーとおいち」と、ものづくりとシェアベース「タカキヤ(SDreview2025入選)」を経営。研究室では日本各地で建築を通した地域活性化・まちづくり活動に携わり、愛知まちなみ建築賞特別賞(カリマチ広場)などを受賞。専門は集落研究。
一ノ瀬 彩(いちのせ・あや)
茨城大学大学院理工学研究科助教。1977年静岡県生まれ。筑波大学大学院修了、博士(デザイン学)。学生時代から教育施設の学生参加型改修の実践研究に携わり、「筑波大学体芸リニューアルプロジェクト」でJCDデザイン新人賞受賞。人と場の関係を育むデザインを軸に、湧水と工芸による都市デザインプロジェクト「みずみずしい日常」(松本市景観賞最優秀賞・2019)、病院空間改修「日立総合病院なごみの広場+サイン計画」(いばらきデザインセレクション選定・2023/2025)、国際展「アートセンターをひらく 2023-地域をあそぶ」(水戸芸術館現代美術センター)に招待作家として『続・水戸空間診断 re-weave』を展示するなど、地域資源を活用した都市空間の魅力づくりや市民協働の空間再生に取り組む。共編著書に『まち建築 まちを生かす36のモノづくりコトづくり』(彰国社・日本建築学会)ほか。






