空地の緑地化が近隣住民のメンタルヘルスを改善するという実験結果

アメリカ・フィラデルフィアでペンシルベニア大学医学大学院の研究者らによって行われた実験で、近隣の空地が緑地化された地域の住民は、そうでない地域の住民と比べ、「気分の落ち込み」が4割以上、「自分を見すぼらしいと思う気持ち」が6割以上少なくなったとする研究結果が発表されています。

論文では、「活用されていなかったり老朽化したりした物理的環境を手直しすることが、とりわけ資源に限りある都市部において、コミュニティのメンタルヘルスの改善に取り組むための重要な手段となりうる」と指摘されています。

詳細
Effect of Greening Vacant Land on Mental Health of Community-Dwelling Adults(JAMA Network)


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https://book.gakugei-pub.co.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1339-9.htm

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公開日:2018/08/18/最終更新日:2023/08/30
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