京都市が「京都のあかり 京都らしい夜間景観づくりのための指針」を公表 照明の基礎知識や要素別の照明手法、地域特性ごとのケーススタディなどを掲載
京都市が、京都ならではの魅力的な夜間景観づくりに向けた取り組みの成果として、「京都のあかり 京都らしい夜間景観づくりのための指針」を策定し、ウェブサイトなどで公表している。
京都市では平成30(2018)年度から、「新景観政策の更なる進化」を掲げ、地域の特性に応じたきめ細やかな景観形成を図ろうと、建築物の景観に関する規制の見直しを実施。景観地区の見直しや室外機等の設備機器に関するデザイン基準の見直しなどを施行しながら、市内5箇所での社会実験や京都市景観市民会議での議論を進めてきた。
今回発表された指針は、そうした取り組みの成果として取りまとめられたもので、市は「指針には照明の基礎知識や要素別の照明手法、地域特性ごとのケーススタディなど様々なヒントを掲載しています。建築を設計される場合に、ぜひご参照ください」としている。
指針の主な内容は以下の通り。
- 京都の夜間景観
- 夜間景観とは
- どうすれば魅力的な夜間景観ができるのか
- 京都らしい夜間景観 4 つのキーワード
- 夜間景観を向上させる7つの原則
- グレア(不快なまぶしさ)の抑制
- 適切な色温度
- 演色性の配慮
- 快適な陰影のバランス
- 鉛直面の明るさ
- オペレーション
- 環境に配慮した照明
- 要素別の照明手法
- 現代建築
- 町家・神社仏閣
- ランドマーク
- 広場
- 緑
- 水辺
- 屋外広告物
- 道路
- ケーススタディ
- 繁華街
- オフィス街
- 花街
- 住宅街
- 商店街
- 高瀬川沿い
- 鴨川
- 文化ゾーン
- 公園
- 付録等
- 夜間景観とまちづくり
- 対談
- 照明の基礎知識
- 照明選びのチェックポイント
指針のパンフレットはウェブサイトからダウンロードできるほか、市景観政策課の窓口等でも配布されている。