神戸市が「神戸GIS震災アーカイブ」を公開 発生から25年を迎えた阪神・淡路大震災の記憶保存・継承目指す
以下、神戸市の記者発表資料より
阪神・淡路大震災から25年が経過し、かつての被災地ではその体験を次世代に伝えることが難しくなっています。「神戸GIS震災アーカイブ」は、震災を経験した世代の資料や活動・証言をGISマップ上に掲載することにより、社会的な記憶として保存、継承を目的に公開します。
公開にあたり、兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科の学生が中心となって、調査や行政資料の収集、被災体験者や専門家からの証言映像の収録作業を協力しており、被災体験の無い世代が分かりやすく学べる内容を目指しました。
内容
下記の項目を神戸市情報マップに記載。(「神戸市情報マップ」で検索)
https://kobecity.maps.arcgis.com/home/index.html
- 神戸市所蔵の被災当時の写真と説明
- 震災時広報課職員が撮影した映像と位置情報
- 被災体験者の証言(市民、NPO、ミュージシャン、専門家、元中学校教員、市職員)*1
- 建築物被災度集計結果
- 被災度別建築物分布状況図
- 震災モニュメント位置図(今回初)
*1証言映像(それぞれの体験・活動説明、敬称略)
- 市民:桝田和宏、石田裕之(共に神戸発・防災音楽ユニット「Bloom Works」ミュージシャン)
- 市民活動:天川佳美(復興まちづくり支援ネットワーク「がれきに花を咲かそう」活動家)
- 学校教員:中溝 茂雄(震災時の鷹取中学校教員)
- 市職員:松崎太亮(震災時の映像を撮影した広報課職員)
- 専門家の解説:室崎益輝、森永速男(兵庫県立大学減災復興政策研究科教授)
- 歌:「ハジマリの鐘」(Bloom Works)
その他詳細
阪神・淡路大震災「神戸GIS震災アーカイブ」の公開について