【受付終了】映画『アダマン号に乗って』上映会&アフタートーク|『WORKSIGHT[ワークサイト]20号 記憶と認知症 Memory/Dementia』刊行記念イベント
主催 | blkswn |
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※詳細は主催団体等にお問い合わせください。 |
- 日時:2023/09/29 (金) 19:00 – 22:00
- 会場:ツバメスタジオ/Tsubame Studio 3F 東京都中央区日本橋小伝馬町13-2
- 参加費:
- 入場券¥1,500
- 書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]20号 記憶と認知症 Memory/Dementia』付き入場券¥2,980
- 定員:30名
- 詳細・申込:https://worksight-20-ontheadamant.peatix.com/
内容
『WORKSIGHT[ワークサイト]20号 記憶と認知症 Memory/Dementia』の刊行を記念して、書籍で取り上げた映画『アダマン号に乗って』の上映会&アフタートークを9/29(金)に開催いたします!
本誌の巻頭を飾る「記憶をめぐる旅の省察」にて取り上げた、フランス・セーヌ川に浮かぶ開かれたデイケアセンター「アダマン号」。このケア施設の日常を捉えた日仏合作のドキュメンタリー映画『アダマン号に乗って』(監督:ニコラ・フィリベール)は、第73回ベルリン国際映画祭で金熊賞〈最高賞〉を受賞し、日本でも大きな話題となりました。
本イベントでは、映画『アダマン号に乗って』を上映するだけでなく、現地へ渡り〈記憶〉をめぐる旅に同行したWORKSIGHTコンテンツ・ディレクターの若林恵が、本誌のシニア・エディターを務める宮田文久を聞き手に、本作と「特集=記憶と認知症」に迫るアフタートークをお送りします。
わたしたちは「失われる〈記憶〉」といかに向き合うべきなのか──。ドキュメンタリーの名匠ニコラ・フィリベールが映す“アダマン号”の日々の営みを通じて、参加者の皆さんと一緒に思いを巡らすオープンディスカッション!奮ってのご参加をお待ちしています。
TIME TABLE
- 18:30〜 開場・受付開始
- 19:00〜20:50 映画『アダマン号に乗って』上映(109分)
- 20:50〜22:00 アフタートーク(若林恵&宮田文久)
アフタートーク 登壇者
若林恵 Kei Wakabayashi
黒鳥社コンテンツ・ディレクター。平凡社『月刊太陽』編集部を経て2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社設立。著書・編集担当に『さよなら未来』『次世代ガバメント 小さくて大きい政府のつくり方』『GDX :行政府における理念と実践』『だえん問答 コロナの迷宮』『働くことの人類学【活字版】』など。「こんにちは未来」「blkswn jukebox」「音読ブラックスワン」などのポッドキャストの企画制作でも知られる。
photo by Kaori Nishida
https://blkswn.tokyo/
宮田文久 Fumihisa Miyata
フリーランス編集者。1985年、神奈川県生まれ。博士(総合社会文化)。2016年に株式会社文藝春秋から独立。2022年、津野海太郎著『編集の提案』(黒鳥社)で編者を務める。『WORKSIGHT』では、ニュースレター・プリント版の双方で編集の一端を担う。
書籍情報
書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]20号 記憶と認知症 Memory/Dementia』
個人としての一貫性を担保し、他者とのつながりや秩序ある社会を維持するために欠かせない「記憶」。認知症をもつ人を抱えた高齢化社会、国家や地域社会の衰退による集合的記憶の喪失など、記憶をめぐる社会問題が浮上しつつあるいま、オランダとフランスでオルタナティブな社会実践を試みる、認知症や精神疾患のケアの現場等を本誌編集長が取材。約90頁にわたる取材旅行の省察と見聞録のほか、ルネサンス期の情報爆発と記憶術を研究する桑木野幸司氏、レバノン内戦の都市の記憶とその傷跡をテーマに音楽作品を制作したベイルートの音楽家・建築史家メイサ・ジャラッド氏へのインタビュー、記憶をめぐるブックガイドを収録。記憶と認知症を手がかりに、来るべき社会のための態度や今日的な問いについて思索する。 Photograph by Hiroyuki Takenouchi
- 編集:WORKSIGHT編集部
- アートディレクション:藤田裕美
- 発行日:2023年8月25日(金)
- 発行:コクヨ
- 発売:学芸出版社
- 判型:A5変型/128頁
- 定価:1800円+税
上映作品
『アダマン号に乗って』
「ぼくの好きな先生」「人生、ただいま修行中」などで知られるフランスのドキュメンタリー監督ニコラ・フィリベールが、パリのセーヌ川に浮かぶデイケアセンターの船「アダマン号」にカメラを向けたドキュメンタリー。
パリの中心地・セーヌ川に浮かぶ木造建築の船「アダマン号」は、精神疾患のある人々を迎え入れ、文化活動を通じて彼らの支えとなる時間と空間を提供し、社会と再びつながりを持てるようサポートしている、ユニークなデイケアセンターだ。そこでは自主性が重んじられ、絵画や音楽、詩などを通じて自らを表現することで患者たちは癒しを見いだしていく。そして、そこで働く看護師や職員らは、患者たちに寄り添い続ける。誰にとっても生き生きと魅力的なアダマン号という場所と、そこにやってくる人々の姿を、フィリベール監督によるカメラが優しいまなざしで見つめる。
© TS Productions, France 3 Cinéma, Longride – 2022
- 監督:ニコラ・フィリベール
2022年/フランス・日本/フランス語/109分/アメリカンビスタ/カラー - 原題:Sur L’Adamant
- 日本語字幕:原田りえ
- 共同製作・配給:ロングライド
- 協力:ユニフランス
- 公式サイトはこちら
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photographs by Shinji Otani