【受付終了】ギャラリートーク4 ヴァスムート社保管資料と吉田鉄郎のドイツ語三部作|吉田鉄郎の近代 モダニズムと伝統の架け橋

※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

吉田鉄郎(1894—1956)は、東京中央郵便局(1931)や大阪中央郵便局(1939)などの日本近代建築の名作を残した「逓信省の建築家」として知られていますが、彼が活躍した1920年代から1950年代初頭は、日本に限らず世界中で、いかに「近代」を空間的に、建築的に表現するかが問われた時代でした。そこで重要だったのは、ヨーロッパに端を発するモダニズムを模倣するのでも、それを土着の伝統と折衷するのでもなく、モダニズムと伝統との間に橋を架けわたすことでした。この「架け橋」によってモダニズムが定着し、同時に伝統が新たに再生してきます。
本展では、吉田の住宅作品に鮮明に現れるモダニズムと伝統の相克と、この両者への「架け橋」を追求する彼独自の思想と手法を明らかにしようと努めています。そして、逓信省営繕課の一員というよりもひとりの建築家としての吉田の思想と手法の展開をたどるために、住宅と逓信省関係の建築の他にコンペ作品や記念碑などにも着目し、彼がドイツ語で刊行した『日本の住宅』(1935)などの著作や、ブルーノ・タウトらの外国人建築家との交流にも光を当てています。

ギャラリートーク4

「ヴァスムート社保管資料と吉田鉄郎のドイツ語三部作」
  • 日時:2020年1月25日(土)13:30~15:30
  • 登壇者:エルンスト・J・ヴァスムート × マンフレッド・シュパイデル
  • 言語:未定
  • モデレーター:川向 正人(当館主任建築資料調査官、東京理科大学名誉教授)

※出演者や日時は都合により変更する場合がございます。

展覧会概要

  • 会期:2019.11.1[金]~2020.2.11[火・祝]
  • 開館時間: 10:00~16:30

展示品解説

1月11日(土)から、会場を巡りながら当展実行委員もしくは当館スタッフが詳しく展示解説を行います(1時間程度)。ぜひ、ご参加ください。

1月11日(土)13時30分から 館員
1月14日(火)13時30分から 館員
1月21日(火)13時30分から 館員
1月28日(火)13時30分から 館員
2月  1日(土)13時30分から 川向正人(当館主任建築資料調査官・東京理科大学名誉教授)
2月  4日(火)13時30分から 館員
2月  8日(土)13時30分から 大川三雄(元日本大学教授)
2月11日(火)13時30分から 観音克平(郵政建築研究所)
※1月25日(土)はギャラリートーク開催日です。1月18日は都合により開催いたしません。

集合場所 国立近現代建築資料館2階ロビー

参加方法 開始時間5分前までにロビーに集合してください。担当者がお待ちしております。なお、開始時間は都合により前後することもありますので予めご了承ください。変更した場合もこちらでお知らせいたします。

使用言語 日本語

詳細

http://nama.bunka.go.jp/exhibitions/1911