湊ノ芸術祭2025

主催 湊ノ芸術祭実行委員会
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2025年9月26-28日(金・土・日)、10月4-5日(土・日) 10:00〜18:00
  • 会場:福井県坂井市三国湊エリア(受付:福井県坂井市三国町北本町2丁目2-2)
  • 参加費:2,000円(※三国町在住または高校生以下:1,000円、※未就学児:無料)
  • 詳細・申込:https://light-house.llc/minato-artfest/

内容

《展覧会概要》

かつて北前船の寄港地として栄えた港町である三国湊を舞台に、アートを通じまちと暮らしの関係を考える芸術祭。第3回となる2025年度のコンセプトは「まちとダイニング」。食べるという行為だけでなく、その周囲に広がるつながりや出来事にも目を向け、アーティストが「ダイニング」という場の可能性を表現します。

2025年度コンセプト「まちとダイニング」

本年度の芸術祭コンセプトは“まちとダイニング”。ダイニングとは、ただ食事をする場所ではありません。人と人が時間を共にし、会話が生まれ、記憶が育まれる―そんな、日常の中に自然とひらかれた関係の場です。今回の芸術祭では、食べるという行為そのものだけでなく、その周囲に広がるつながりや出来事にも目を向け、アーティストたちが「ダイニング」という場の可能性をさまざまなかたちで表現します。またまちのあちこちには、実際に食を楽しめる空間やイベントも用意されています。歩く、出会う、味わう―そうした体験を重ねるうちに、まちの風景がいつもと少し違って見えてくるかもしれません。

《出展作家プロフィール》

岩堀葉

1982年福井県生まれ。京都嵯峨美術短期大学卒。空間から伝わるものを越前和紙の造形作品やインスタレーションで空間演出している。

カサマツ

福井県生まれ。日本大学芸術学部放送学科卒業後、2023年2月に福井市を拠点にコントユニットタスサンを結成。2024年9月のメトロ劇場での公演はチケット200枚をsold out。2025年4月には東京のピン芸人、九月とのツーマンを果たした。

HAKOBI

グラフィックデザイナー、アートディレクター。2020年に同名のクリエイティブチームを結成し、映像制作や個展を行う。湊ノ芸術祭のメインビジュアル制作も担当。最近はグラフィックデザインと漫画をミックスしたSF的世界観の作品を制作している。

松原ゆう

1993年生まれ。ただの三国町民。趣味で小説や詩を収録した『氾藍』を自費出版したり、友人と短編映画を制作(脚本・出演)したり。過去の湊ノ芸術祭ではインスタレーションとして、2023年度は「世界、それつまり私」、2024年度は「松と記憶と想い人」を公開。

柗宮 史恵

1996年福井県生まれ。美術作家。福井大学教育地域科学部 美術教育サブコース卒業 福井大学大学院 教育学研究科 教科教育専攻 芸術教育領域(美術)修了。主なメディアとして銅版画技法を用い、日常で出会ったモチーフに記憶を重ねた風景を描く。近年は薄い和紙に刷った図像を蜜蝋で覆い、重ねる手法で作品を制作している。

三澤亮介

1992年福井県生まれ。立教大学映像身体学科卒業。独自の「メディアパラドックス」という手法により絵画を制作。「普遍を観測する」というコンセプトにしている。

宮崎竜成

1996年京都府生まれ。2023年に金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科博士後期課程修了。生活環境に潜むリズムや、生活を営む際の秩序とその再構築をテーマに、絵画や音響、パフォーマンスなど多様なメディアや表現手段を用いて作品を制作している。

山ノ景

「かつて私たちは、山の陰で暮らし、 日の当たる場所で畑を耕した。 光と影を行き来して。 裏庭で唄う鳥たち、こだまする部屋。子どもたちの声。川はせせらぎ、人は営む。雨が屋根を叩くように街角も雑踏する。山の景に耳を澄ます。」 生活の中に散らばっている音を見落とさないようにと拾い集め、奏でた音、詩を交え、空間を構成する。

また期間中は、「アーティストトーク」のイベントや、三国の新鮮な甘エビを使った特別なカレーが楽しめる「湊ノ食堂」が会期限定でオープン!「岩堀葉&みくに園ワークショップ」「山ノ景ライブ」「帯のまち流し&まちのダイニング」なども開催予定。