建築をつくる新しい仕事 ザ・ワールド|東京大学建築生産マネジメント寄付講座 連続レクチャー「つくるとは」第15回

主催 東京大学建築生産マネジメント寄附講座・権藤研究室、共催:学芸出版社
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2025年10月3日(金)19:00-21:00(交流会 21:00-22:00)
  • 会場:オンライン・会場併催。
    ・オンライン…ZOOM。18:50よりアクセスいただけます
    ・現地…旧グッゲンハイム邸(神戸市)。18:40より開場、定員になり〆切。
  • 参加費:レクチャー…無料、交流会…500円(当日現金支払)
  • 詳細・申込:https://site.gonlab.com/2025/08/14/lecture15/

内容

連続講義「つくるとは、」は、今回で第15回を迎えます。本回は、昨年学芸出版社より刊行された書籍『建築をつくるとは、』の海外出版を記念し、関西で特別トークイベントを開催します。テーマは「建築をつくる新しい仕事 ザ・ワールド」。日本・韓国・ノルウェーで、自らの手で建築を生み出す新たな試みに挑む3名の実践者を迎え、それぞれのフィールドでの経験や視点を共有します。

【登壇者】
西村周治(合同会社廃屋 / 西村組)
Yoon Zoosun(UDTT Lab / 国立忠南大学校建築学科 教授)
Alexander Eriksson Furunes(ノルウェー科学技術大学)

【ファシリテーター】
河野直

【ゲストプロフィール】
西村周治
1982年京都府生まれ、だれもが見向きもしないようなボロボロの廃屋を買って改修、完成したら引っ越しを繰り返している。 活動のルーツは学生時代。DIYして住んでいた激安賃貸の住まいを地上げ屋に追い出された経験から、自分でボロボロの物件を所有して作り直して活用するというスタイルに辿り着く。最近では複数棟まとめて買い「村」にまで発展し、各所に村ができつつある。

Yoon Zoosun(ヨンジュウサン)
建築の領域を拡張する「ドンネ(マチ)建築家」である。建築と都市の再生、そして建築家という概念の再構築に関心を持っている。2018年から「つなぐ建築家」をテーマにした建築外界セミナーを、2019年から「つくる建築家」をテーマにしたDIT(Do It Together)ワークショップを企画してきた。現在、忠南大学校建築学科でウダンダンダンLab.を率いている。

アレクサンダー・エリクソン・フルネス
美術と建築の交差点において、協働と相互扶助を基盤とする活動を行っている。彼の作品は、ノルウェーの「ドゥグナード」やフィリピンの「バヤニハン」といった相互扶助の文化的実践が、いかに集合的なプロセスを形づくり得るかを探求している。スダルシャン・V・カドカ・ジュニアと共に、ブラジル、中国、インド、ノルウェー、フィリピン、ベトナムで地域社会と協働するプロジェクトを展開してきた。彼らの作品は、サンパウロ・ビエンナーレ(2017)、ヴェネチア・ビエンナーレ(2021年,2025年特別表彰)、直近ではディリーヤ現代美術ビエンナーレ(2024)で発表されている。2021年には、ARピーター・デイヴィー賞を受賞。