都市美論から読む佐藤功一の建築~建築家の視点からその特徴・価値・保存を考える~

主催 日比谷図書文化館 広報・営業部門
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2025年5月10日(土) 午後2時~午後3時30分
  • 会場:日比谷図書文化館 地下1階 日比谷コンベンションホール(大ホール)
  • 参加費:1,500円
    ※イベント予約サイト「Peatix」からお申し込みいただくと100円割引
  • 詳細・申込:https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/information/20250510-post_822/

内容

佐藤功一の建築は早稲田大学大隈記念講堂、市政会館・日比谷公会堂、米子市庁舎、神田神社本殿などが知られていますが、その設計思想としての都市美論も重要です。それは技術力を背景に近代化する建築や都市において、かつて尊重されてきた歴史や文化そして美学を大切にし、先端技術に目を向けながらもデザインを大切にするという思想です。
これらの建築を都市美論の思想から読み解き、建築家の視点からその建築的特徴、歴史的価値そして保存の意義などについて考えます。

【講師】
田中智之(たなか ともゆき)
早稲田大学理工学術院教授・建築家
1971年埼玉県生まれ。1994年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1996年早稲田大学大学院修了。同大学専任助手、同大学芸術学校客員講師等を経て2005年より熊本大学工学部助教授。2006年株式会社TASS建築研究所設立。2018年熊本大学大学院教授、2024年より現職。博士(建築学)。
建築設計だけでなく、まちづくりや独自のドローイング「タナパー」も展開。作品に「早稲田大学會津八一記念博物館(2002年日本建築学会作品選奨)」「熊本駅周辺地域都市空間デザイン(2013年都市景観大賞)」「花畑広場(2023年土木学会デザイン賞最優秀賞)」など。著書に『建築の森・熊本を歩く』『階段空間の解体新書』(共に2018年彰国社)『超建築パース 遠近法を自在に操る26の手描き術』(2021年学芸出版社)などがある。