Learning from Amsterdam―小樽のまちの将来像を考える|『アムステルダム ボトムアップの実験都市』出版記念
主催 | N合同会社 |
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※詳細は主催団体等にお問い合わせください。 |
- 日時:2025年8月7日(木)18:30〜20:00(開場18:00)
- 会場:裏小樽モンパルナス(北海道小樽市稲穂4丁目3-9)
- 参加費:現地現金払い
チケットA 3,000円:書籍代込み
チケットB 1,000円:参加費のみ
※書籍は8月上旬発売予定・定価2,970円 - 定員:30名
- 詳細・申込:https://amsterdamotaru.peatix.com
(申込締切:7月31日(木))
※締切日以降は以下連絡先宛にメールにてお申し込みください.チケットBのみ対応可.
内容
「神は世界を創り,オランダはオランダ人が創った」と言われるように,国土の約20%が海面下に位置するオランダには,国民が自らの手で干拓を行い,土地を築いてきた歴史があります.現在,サーキュラー・エコノミーやリジェラティブ・デザインといった現代の都市が抱える問題に対する実験都市として世界をリードするオランダの姿は,地球温暖化による海面上昇という国家存続の危機に直面し,国民一人ひとりが意識的に都市生活に参画しているからこそ実現しているのだと思われます.
この度,そのようなオランダの首都アムステルダムを舞台にしたボトムアップな都市実験の試みを紹介する書籍『アムステルダム ボトムアップの実験都市』が学芸出版社より発売されます.その著者であり,アムステルダムを拠点に長年建築設計やまちづくりに携わられてきた根津幸子さんにアムステルダムの現状をお伺いします.
さらに,アムステルダムと同様に商港湾都市としての近代化の歴史や運河を有し,また,それらを核とした観光地化の中で,市民のためのまちづくりに長年取り組まれている福島慶介さんに,これまでの取り組みと課題についてお伺いします.
アムステルダムでの実践の学びを通して小樽のまちの将来像を皆さんと考える機会にしたいと思います.(企画:内藤誠人)
プログラム:
・ゲストトーク アムステルダム:根津幸子(Urbanberry Design主宰)
・ホストトーク 小樽:福島慶介(福島工務店代表取締役/N合同会社代表社員/福島商事取締役)
・ディスカッション モデレーター:内藤誠人(北海道大学大学院工学硏究院助教)
登壇者プロフィール:
根津幸子(Urbanberry Design主宰)
オランダ建築登録建築家。オランダ政府奨学生としてベルラーヘ・インスティテュート修了。2002年アムステルダムを拠点にUrbanberry Designを主宰。スタートアップの開催主旨づくりを得意とし、建築、インテリア、まちづくり、都市計画などのプロジェクトに参画する.
内藤誠人(博士(工学)・建築家/北海道大学大学院工学硏究院建築デザイン学研究室助教)
2021年に東京から札幌に移住.建築環境デザインおよび歴史的建造物の活用をテーマに研究と設計活動を行っている.昨年,文化財建造物の適応型再利用の最新事例を視察に訪蘭.また,『Learning from ADAPTIVE REUSE in the Netherlands―文化財建造物を活用した都市デザインに学ぶオランダの建築文化』と題した展覧会等を北海道大学及び小樽にて実施し,その一環として北海製罐第3倉庫を会場・テーマにしたシンポジウムを開催.2006年,デルフト工科大学(オランダ)への留学時に根津幸子氏と知り合う.
福島慶介(福島工務店代表取締役/N合同会社代表社員/福島商事取締役)
小樽を拠点に、空間演出を軸としたアート・デザインの横断的活動を展開。市指定歴史的建造物を含む4店舗を運営し、自社のブランディングや地域資源を活かした場づくりと事業創出に取り組む。また、NPO法人OTARU CREATIVE PLUS専務理事として、旧北海製罐第3倉庫の文化的活用を通じた、小樽の未来像と文化観光都市への進化を描いている。2007年、横浜市主催のクリエイティブシティツアーへ参加し、オランダをはじめとするアートを活かしたまちづくりの中間支援組織の視察を経験している。