実録港区長日記ー驚きの日本の地方行政・地方政治の実態

主催 比較住宅都市研究会
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2024年10月23日(水)18時30分~20時30分
  • 会場:東京都立大学同窓会 八雲クラブ ニュー渋谷コーポラス10階 1001号室 渋谷区宇田川町12-3
  • 参加費:現地参加 1000円、ネット参加 600円
  • 詳細・申込:http://home.g08.itscom.net/ebizuka/

内容

2000年突然当時の港区長から後継者として出馬要請があった。さんざんお断りしたが周囲からの依頼もあり、出馬、当選、就任した。与えられた課題(財政再建、芝公園の土地問題、麻布十番地下公共駐車場の経営再建)を一気呵成に解決。日本初の政策を実施(危機管理担当の警察官を招聘、子育てサポートセンター開設、介護保険白書)、21世紀に向けて基本構想策定。国際都市などのプラスのイメージがあるが実態は古い価値観の旦那衆の集団。議会が行政をチェックすると言われるが、区長自ら議会の不正を監視。官製談合、開発利権を叩き潰した。区長自ら先頭に立ち様々な施策を展開した。政治の素人が見た港区政(地方政治)とは? 政策立案の極意、交渉の極意は?そもそも1983年、3度の海外留学など異色の経歴ということで港区長のブレーンを仰せつかった。ブレイン会議議長は丹下健三氏。その後、都市計画審議会、超高層問題研究会会長、定住促進研究会会長、環境アセス委員など務めた。東京都庁、警視庁、建設省などの委員も務めたのである程度行政の内部事情は承知していたが。アメリカ、スウェーデンなどで議会、役所を訪問したが本質は根本的に異なる。参加者が体験した地方自治、都市政策などと意見交換しながら議論を展開したい。

講師のプロフィール:

原田 敬美氏(SEC計画事務所代表取締役)
建築、インテリア、都市計画の3つのスケールとデザインと研究、国際活動。国際建築アカデミー教授・評議員(ブルガリア)、博士(工学)、技術士(建設)、一級建築士、博士論文の指導教官は横浜国立大学小林重敬教授。(密集地区の快適性指標、有効空地率の研究)、1969-70 The College of Wooster交換留学、1971年カール・クリスティアンソン建築事務所技術研修留学(IAESTE)、1974年‐76年ライス大学建築大学院フルブライト交換留学、指導教官ピーター・ロウ氏(後年ハーヴァード大学大学院長)、修士号審査教授アデール・サントス女史(後年MIT大学院長)、1977‐80 菊竹清訓建築設計事務所、1980年 SEC計画事務所設立。学会審査付き論文10本、共著、翻訳含め18冊出版、朝日新聞コラムニスト、建築デザイン:入間市老人福祉センター、蕨市シルバーハウジング(埼玉県初)、福岡県椎田町文化会館、群馬県尾瀬交番、多摩ニュータウン20区団地など。インテリア:銀座石井薬局など、都市計画:都内木密地区の改善活動。都市計画道路の見直し検討。