• 日時：2025年10月21日(火) 13時～17時
• 会場：YouTubeによるオンライン配信
• 参加費：無料
• 詳細・申込：https://ashitanochintaipj.com/symposium6/

内容

住宅改良開発公社「あしたの賃貸プロジェクト」は、2018年の発足以来、賃貸住宅における28事例の先進的な取組を取材し、ひとつの取組が、人のつながりを変化させ、まちを豊かに変えていくきっかけとなり得ることを確信するようになりました。今回のシンポジウムでは、東京大学大学院 大月敏雄教授、宗像市 内田忠治氏・西部ガス株式会社 牛島玄氏・株式会社大凧 吉田啓助氏（ひのさと団地再生プロジェクト）、クルミドコーヒー/胡桃堂喫茶店 影山知明氏をお招きし、「まちが変わる」その構造と効果を、理論と実践の両面からご講演いただきます。

今回のシンポジウムでは、設立70周年記念の本シンポジウムでは、賃貸住宅の位置付けを再確認し、「いま、賃貸住宅のまわりで何が起きているのか」「課題解決のために賃貸住宅で何ができるのか」を考えることを目的として開催します。皆様と、新しい賃貸住宅の形を共有し、議論を深められれば幸いです。ぜひ、ご参加ください。

プログラム

◆基調講演
『賃貸』からまちが変わる その構造と効果
東京大学大学院工学系研究科 建築学専攻 大月 敏雄 教授

◆海外レポート
英国の地域を豊かにする コミュニティ・インベストメント
一般財団法人住宅改良開発公社 住まい・まち研究所長 松本 眞理

◆事例講演１
ひのさと団地再生プロジェクト ～さとづくり48から始まる再生～

１）団地再生からまちを変える ～日の里地区のまちづくり支援～
宗像市 都市再生部長 内田 忠治 氏

２）交流拠点「ひのさと４８」の運営とテナントさんとの関係性
西部ガス株式会社 都市リビング開発部 まちづくりソリューショングループ リーダー 牛島 玄 氏

３）住まいがまちを育む ～賃貸から広がる地域づくりの可能性～
株式会社大凧 代表取締役 吉田 啓助 氏

◆事例講演２
ぶんじ寮ものがたり ～「まちの寮」という可能性～
株式会社フェスティナレンテ 代表取締役 クルミドコーヒー／胡桃堂喫茶店 店主 ぶんじ寮プロジェクト 企画メンバー 影山 知明 氏

◆質疑応答＆クロストーク
視聴者のみなさまからお寄せいただいた質問に、講演者が生で回答させていただきます。

講演者プロフィール

◇大月 敏雄 氏
東京大学大学院 工学系研究科建築学専攻 教授
1967年福岡県生。東京大学卒業。博士（工学）。国土交通省 社会資本整備審議会 住宅宅地分科会長。都市住宅学会長。著書に「町を住みこなす」（岩波新書）など。

◇内田 忠治 氏
宗像市 都市再生部長
「団地再生プロジェクトチーム」に所属したことを契機に住宅団地再生や地域公共交通に携わっている。活力あるまちづくりを推進するため、住宅団地エリアマネジメント支援やまちづくりと連携した公共交通ネットワークの再編に取り組んでいる。

◇牛島 玄 氏
西部ガス株式会社 都市リビング開発部
まちづくりソリューショングループ リーダー
2011年西部ガス入社。都市ガス営業や、不動産の売買に従事した後、2018年よりまちづくり部署に異動、エリアマネジメント組織の企画・運営を行う。2020年より日の里団地再生プロジェクトにジョインし、現在『ひのさと４８』の運営を行っている。

◇吉田 啓助 氏
株式会社大凧 代表取締役
宗像市「さとづくり48」団地再生をきっかけに都市公園やPPPの仕組みづくりへと活動を広げる。地域に根ざしたまちと暮らしを結ぶ地域共生型運営を実践している。

◇影山 知明 氏
株式会社フェスティナレンテ 代表取締役
クルミドコーヒー／胡桃堂喫茶店 店主
ぶんじ寮プロジェクト 企画メンバー
マッキンゼー、投資ファンドを経て、自身の生地、国分寺でクルミドコーヒーを開業。2020年、旧社員寮を改修してぶんじ寮を開始。地域通貨や新しい形の自治会にも取り組み、”外れ値”のようなまちづくりを実践する。近著に『大きなシステムと小さなファンタジー』(クルミド出版)。

◇松本 眞理
一般財団法人住宅改良開発公社 住まい・まち研究所 所長
法政大学大学院経営学専攻修士課程修了。住宅金融支援機構にて主に賃貸住宅融資部門を担当。2018年より一般財団法人住宅改良開発公社 住まい・まち研究所長。一級建築士、経営学修士、カラーコーディネーター一級。