【受付終了】第3回「グローバル地域研究セミナー 都市変革の新構想:日仏の視点から」

主催 福井県立大学地域経済研究所
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

内容

人口減少の下で、日本では中心市街地のあり方や空き家・空き地の活用の仕方が重要な検討課題になっています。フランスでは、環境を重視する観点から、緑地を減らす市街地化を規制する施策が打ち出されています。本セミナーでは、フランス国立日本研究所のランギヨン=オーセル氏より、フランスの新しい土地利用政策「人工化ゼロ目標」(ZAN)について、フランスの都市を事例に日本語で紹介していただきます。新潟大学の寺尾仁氏には、新潟市の中心商店街の再生を事例に新たな観点の重要性について解説していただきます。お二人の講義を受けた討論では、今後の福井における市街地再開発のあり方や都市と自然との関係について考えます。

第1講「フランスにおける環境を重視した新たな土地政策ー『人工化ゼロ政策』を中心に」
講師: ランギヨン=オーセル・ラファエル(日仏会館フランス国立日本研究所・研究員)

第2講「中心商店街再生を導くもの:施設から信頼とテイストへ」
講師: 寺尾仁(新潟大学人文社会科学系・フェロー)

講師プロフィール
ランギヨン=オーセル・ラファエル氏:
リヨン大学で地理学・都市計画学博士号を取得。都市開発と政策体制、資本主義の進化を専門とする。現在、日仏会館(東京)の研究者であり、ジュネーブ大学准研究員も務める。2023年から住宅と土地の空間的正義に関するフランス公的機関の資金提供プロジェクトを主導。

寺尾仁氏:
早稲田大学とトゥールーズ社会科学大学で都市計画・不動産の法律を学び、新潟大学で教鞭をとる。現在は新潟大学人文科学系フェローであり、都市法、不動産法を専門とし、特に荒廃マンションや中心市街地、中山間地域など衰退地域の再生に力を注ぐ。