【受付終了】ノーテーションの射程|MADE IN KYOTO Design Lab 隠れた都市の姿─文脈と創造を架橋する映像(2019/04/06|東京)

※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

image: Tomomi Takenaka

[概要]
◎開催日時:2019/04/06 15:00~17:00
◎会場: KYOTO Design Lab 東京ギャラリー 東京都千代田区外神田6丁目11-14 アーツ千代田3331 203号室
◎詳細・申込:
http://bit.ly/2SgyA81

趣旨

KYOTO Design Lab[D-lab]は、下記の日程で、ともに ETH Zürich 教授であるスイスの建築家ユニット Made in Sàrl(パトリック・ヘイツ+フランソワ・シャルボネ)とおこなってきた共同ワークショップの成果展「隠れた都市の姿──文脈と創造を架橋する映像」を開催いたします。

Made in Sàrl とはこれまで、2017年から継続的に共同ワークショップを実施しており、京都を舞台に、写真やビデオなどのメディアを用いて都市や建築をコンセプトとして提示する手法を模索しています。

展示に合わせて、ふたつのギャラリートークを開催いたします。テーマ1「方法論としての見立て・映像・建築」では中山英之氏(建築家/東京藝術大学 准教授)を、テーマ2「ノーテーションの射程」では冨永美保氏、伊藤孝仁氏(建築家/tomito architecture)、中村健太郎氏(プログラマー、建築理論家/NPO法人モクチン企画理事、東京大学学術支援専門職員、なかむらけんたろう事務所主宰)をゲストに迎え、デザイン・建築領域において、リサーチとデザインを架橋する役割としての映像作品が評価される今、その教育的価値や実践についての可能性を探ります。

ぜひご来場ください。

成果展 詳細

MADE IN KYOTO Design Lab
隠れた都市の姿──文脈と創造を架橋する映像

会期|2019年2月22日[金] – 5月12日[日] 会場|KYOTO Design Lab 東京ギャラリー
〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14
アーツ千代田3331 203号室 [MAP] 開廊|12:00-19:00
閉廊|月・火
入場|無料
主催|京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab

ワークショップリーダー
パトリック・ヘイツ+フランソワ・シャルボネ[Made in Sàrl、ETH Zürich 教授]

ギャラリートーク1

方法論としての見立て・映像・建築

登壇者|中山英之[建築家/東京藝術大学 准教授]、赤松加寿江[京都工芸繊維大学 講師]
進行|岡田栄造[京都工芸繊維大学 KYOTO Design Lab ラボラトリー⻑]
日時|2019年3月9日[土] 17:00-19:00
会場|KYOTO Design Lab 東京ギャラリー

ギャラリートーク2

ノーテーションの射程

登壇者|冨永美保+伊藤孝仁[建築家/tomito architecture]、中村健太郎[プログラマー、建築理論家/NPO法人モクチン企画理事、東京大学学術支援専門職員、なかむらけんたろう事務所主宰]
進行|池側隆之[京都工芸繊維大学 教授]
日時|2019 年4月6日[土] 15:00-17:00
会場|KYOTO Design Lab 東京ギャラリー

展示概要

KYOTO Design Lab[D-lab]では、2017年と2018年の2回にわたり、スイスの建築家ユニットMade in Sàrl[ETH Zürich教授]との共同ワークショップを開催した。本展はその成果を展示するものである。
2017年に実施した「Inside and Outside of Kyoto」では、京都における見える境界/見えざる境界の探求をテーマにワークショップがおこなわれた。建築を専攻する学生らは4つのグループに分かれ、ビデオカメラを活用したリサーチ、既存の映像コンテンツに表象される京都の再解釈などを経て、最終的にサウンド、テキスト、イメージを駆使したムービーを完成させた。
2018年のワークショップのテーマは「Subtraction」である。デザイナーの創造行為は、基本的にはなにかを「加える(add)こと」である。「加えること」は、新しい価値の付与、問題の改善のように、なにかを施すことを意味する。本プロジェクトで参加学生は、フィールドリサーチとランドスケープの撮影、そして画像合成という一連の流れを通じて、何かを「引くこと(subtract)」で明らかになる、京都という都市の隠された特性を見出した。
ここに展示された写真とビデオによる成果物は、何らかの帰結としての「作品」と言うよりも、新たな創造に向かうための「コンセプト」と位置づけられる。図面でも無い、模型でも無い、文章でも無い形式、すなわち映像メディア上の表象そのものがコンセプトなのである。

Made in Sàrl
パトリック・ヘイツ、フランソワ・シャルボネ
ともにジャック・ヘルツォークとピーエロ・ド・ムーロンの事務所コラボレーターをつとめたのち、2003年、スイス・バーゼルにてMade in Sàrlを共同設立。2018年よりスイス連邦工科大学[ETH Zürich]教授。スイス連邦工科大学、スイス・イタリア建築大学メンドリシオ校の客員教授を歴任。代表作にチューリッヒ中央駅トラックアリーナ、バーゼル市立美術館コンペ案、Wアパートメントなどがある。建築設計と並行して、建築批評、エッセイ、ルポルタージュなどの執筆もさまざまな媒体へ精力的におこなっている。

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