【受付終了】アルヴァ・アアルト もうひとつの自然 | 名古屋市美術館開館30周年記念(2018/12/08|愛知)

※詳細は主催団体等にお問い合わせください。

[概要]
◎開催日時:2018/12/08~2019/2/3 9:30~17:00
◎会場: 名古屋市美術館
◎詳細・申込:
http://bit.ly/2BGSBhW

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北欧・フィンランドが生んだ建築家アルヴァ・アアルト(1898‒1976)は、木やレンガなどの素材を生かし、周囲の自然環境との調和を図る建築で知られ、フィンランドのみならず世界的に評価を得ています。

代表作の《パイミオのサナトリウム》(1933年)は、患者が少しでも心地良く過ごせるよう配慮し、アアルトが生涯大事にした、人に優しい建築という考え方を体現したものでした。また、友人夫妻のために設計した《マイレア邸》(1939年)は、邸宅周囲の松の森と建物内部の連続性を意識し、手すりや柱に至るまで自然の素材を多用した有機的な建築となっています。

アアルトはデザイナーとしての手腕も発揮し、ドアの取っ手から家具、照明器具、ガラス器など、人が生活したり仕事したりする空間の隅々まで、ディテールにも拘ってデザインしました。レストラン・サヴォイのためにデザインした《サヴォイ・ベース》(1936年)は、フィンランドの湖の曲線をイメージさせるもので、現在においても親しまれるロングセラーとなっています。

この展覧会は、ヴィトラ・デザイン・ミュージアムとアルヴァ・アアルト美術館によって企画され、各国を巡回する回顧展です。日本においては、アルヴァ・アアルトの包括的な展覧会は20年ぶりとなります。オリジナル図面、家具、照明器具、ガラス器、建築模型など約300点をご紹介するこの展覧会では、自然の美しさと温かみ、そして人間の温もりを大切にしたアアルトの建築とデザインが、日本においても多くの共感を得ることでしょう。

・会期2018年12月8日(土)~2019年2月3日(日)
・休館日 月曜日(ただし12月24日[月・祝]、1月14日[月・祝]は開館し、12月25日[火]、1月15日[火]は休館)、12月29日[土]から1月3日[木]
・開館時間午前9時30分〜午後5時、金曜日は午後8時まで(入場は閉館の30分前まで)
・主催 名古屋市美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会、中京テレビ放送
・協賛 ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、インターオフィス
・協力 ルフトハンザ ドイツ航空、ルフトハンザ カーゴ AG、名古屋市交通局
・後援 フィンランド大使館、愛知県・岐阜県各教育委員会、名古屋市立小中学校PTA協議会
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●関連書籍●
『アルヴァ・アールトの建築 エレメント&ディテール』
小泉 隆 著
美しく機能的なディテールを集めた作品集
http://bit.ly/2s1qUwe

『北欧の建築 エレメント&ディテール』
小泉 隆 著
シンプルで美しく機能的な77のディテール
http://bit.ly/2vECBgK

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