【受付終了】人生100年時代とまちづくり | 建設的な福祉に向け何ができるか(2019/01/23|京都)
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。 |
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[概要]
◎開催日時:2019/01/23 19:00~21:00
◎会場: 学芸出版社3階・タイルギャラリー京都 京都市下京区木津屋橋通西洞院東入
◎詳細・申込:
http://bit.ly/2rBzbGs
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【学芸セミナー】
人生100年時代とまちづくり
建設的な福祉に向け何ができるか
後藤 純(東京大学高齢社会総合研究機構)
2019.1.23
■詳細&申込
http://bit.ly/2rBzbGs
■趣旨
人生100年時代と言われ想像するのは、明るい未来か、それとも介護・医療への不安が重くのしかかる未来か。皆が幸せな社会をつくるために、まちづくりにできることはコンパクトシティの実現だけだろうか。
高齢者のニーズとウォンツは複雑だ。アンケートをとれば徒歩圏で日常的な買い物ができず不便、医院や病院にいきにくいといった不満が出てくるが、家の前に小ぶりのスーパーがでてきても買い物に行くとは限らない・・。近く診療所ができても大きな病院に行きたい・・。遠くに車で買い物に行きたい・・。
実際、厚労省は住み慣れた自宅、住み慣れた地域で最後まで過ごせるよう在宅介護の体勢を日常生活圏(おおよそ中学校区で)整えようとしているが、対応したサービスが介護ビジネスとして成り立つための人口密度は4.2人/haと思いのほか薄くても可能だ。
結局のところ、暮らしてきたように、暮らし続けたいのは当然だろう。徒歩圏で完結することよりも、移動手段を確保し、多段階・多重圏域で生活圏を作りあげていくことが求められている。
一方、安心してブラブラ出歩け逍遙できること、気軽に人と出会い仲間が作れる居場所があることが健康寿命に大きく貢献することが近年注目されている。厚労省は介護予防のため1万人に10箇所の居場所づくりをめざしコーディネーターの配置を進めているが、これらはまちづくりやコミュニティデザインが永年取り組んできた課題に他ならない。
本セミナーでは虚弱なってしまってからの従来からの福祉だけではなく、アクティベーションあるいは建設的な福祉という考え方から、人生100年時代におけるまちづくりの新しい役割を考えたい。(後藤 純)
■日 時:
2019年1月23日(水)
18時30分開場、19時~21時頃まで
■場 所:
学芸出版社3階・タイルギャラリー京都
http://bit.ly/2rxodlu
■会 費:
1000円
■定 員:
35名(先着順)
■講師プロフィール
後藤純 東京大学高齢社会総合研究機構特任講師
1979年群馬県生まれ。2006年東京理科大学大学院建築学専攻修士課程修了、2010年東京大学大学院都市工学専攻博士課程を単位取得満期退学。博士(工学)。2010年より高齢社会総合研究機構特任研究員。同特任助教を経て、2015年より現職。専門は比較都市計画学、コミュニティ・デザイン学、ジェロントロジー(総合老年学)。現在、在宅医療を含む地域包括ケアシステムの構築,高齢化がすすむ被災地の復興まちづくり、郊外住宅地の高齢社会対応のまちづくりなど、超高齢社会を見据えた分野横断型共同研究に取り組む。日本都市計画学会論文奨励賞(2010)、グッドデザイン賞復興デザイン賞(2012)
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●関連書籍●
『住民主体の都市計画 まちづくりへの役立て方』
住民主体のまちづくり研究ネットワーク 編著
分権と市民参加の時代を見据えた実践と検証
http://bit.ly/2OmcOD0
『福祉転用による建築・地域のリノベーション 成功事例で読みとく企画・設計・運営』
森 一彦・加藤悠介・松原茂樹 他編著
空き家・空きビル活用の知恵と工夫を凝縮
http://bit.ly/2KFxXS8