【支援現場から住宅政策を考える】だれもが「おうち」につながれる社会へー住まい支援の10年とこれからー

主催 認定NPO法人ビッグイシュー基金
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2025年12月21日(日)13:00~16:00
  • 会場:セミナールームFUJI(東京都新宿区新宿5-15-14 INBOUND LEAGUE 2階)
  • 参加費:1,000円(資料代として)
  • 詳細・申込:https://bigissue-home-2512.peatix.com/

内容

貧困問題の解決に取り組む非営利団体 ビッグイシュー基金が、住まいに関する支援事業を開始してから10年を迎えました。
この節目にあたり、これまで実施してきた「空き家と住宅困窮者をつなぐマッチングモデル事業」や「コロナ禍で立ち上げた家賃補助事業」など、住まい支援の実践を振り返る報告会を開催します。

当日は、住まいと福祉の専門家による基調講演のほか、協働団体のスタッフ、そして実際に基金のプログラムを利用した当事者の声を通じて、現場から見えてきた日本の支援制度の構造的な課題を共有します。

これからの住宅政策のあり方を、皆さまとともに考える機会となれば幸いです。
多くの方のご参加を心よりお待ちしております。

プログラム

【基調講演】
住宅政策と社会的包摂
―だれもが「おうち」を持てる社会の実現に向けて
登壇:葛西リサさん(追手門学院大学 教授)

【事業報告①】
家賃/初期費用の補助事業「おうちプロジェクト」報告
―コロナ禍の支援現場から
登壇:佐野ハナ(ビッグイシュー基金)
大澤優真さん(一般社団法人つくろい東京ファンド事務局長)

【事業報告②】
官民連携による「空き家・空き室活用」の可能性
―あまがさき住環境支援事業の実践
登壇:前田裕保さん(生活協同組合コープこうべ)
高野太一(ビッグイシュー基金)

【ディスカッション・質疑応答】
これからの住まい支援を考える
―だれもが「おうち」につながれる社会へ
登壇:葛西リサさん/前田裕保さん/稲葉剛/高野太一

登壇者プロフィール

・葛西 リサさん
追手門学院大学地域創造学部教授/神戸大学大学院博士課程修了(博士・学術)

ひとり親やDV被害者、性的マイノリティ、高齢者など、住まいに困難を抱える人々の暮らしを支える住宅政策・居住福祉を専門に研究。
空き家の活用やシェア居住など、実践的な提案にも取り組む。
著書に『母子世帯の居住貧困』『13歳から考える住まいの権利』『住まい+ケアを考える』など。
誰もが安心して暮らせる「住まいと福祉のかたち」を探究している。

・大澤 優真さん
一般社団法人つくろい東京ファンド事務局長/NPO法人北関東医療相談会理事/社会福祉士

2013年より生活困窮者支援に携わり、日本国籍者のみならず、難民認定申請者や仮放免者など外国籍の人々の支援にも取り組む。
著書に「外国人の生存権保障ガイドブック――Q&Aと国際比較でわかる生活保護と医療」(明石書店、共著)、「ハウジングファースト――住まいからはじまる支援の可能性」(山吹書店、共著)、「生活保護と外国人」(明石書店)など。

・前田 裕保さん
生活協同組合コープこうべ 第1地区本部長

活動エリアは尼崎市、伊丹市、宝塚市、川西市、猪名川町の4市1町。本業は20店舗と4宅配センターを統括。
『一人は万人のために 万人は一人のために』を理念に掲げて地域活動推進に携わっているうちに住宅問題にぶち当たり現在に至る。

・稲葉 剛
認定NPO法人 ビッグイシュー基金共同代表/一般社団法人つくろい東京ファンド代表理事/立教大学大学院客員教授

1969年広島県生まれ。94年より、路上生活者を中心とする生活困窮者の支援活動に取り組む。2014年、つくろい東京ファンドを設立し、空き家を活用した低所得者向け住宅支援事業に取り組んでいる。著書に『ハウジングファースト』(共編著、山吹書店)、『貧困の現場から社会を変える』(堀之内出版)など。

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