ネイバーフッドとジェントリフィケーション ~シアトルと日本の都市空間~|『ネイバーフッド都市シアトル』刊行記念
主催 | 学芸出版社/シティラボ東京 |
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※詳細は主催団体等にお問い合わせください。 |
- 日時:2025年5月15日(木)19:00〜20:30
- 会場:現地・オンライン併催。現地:シティラボ東京(東京都中央区京橋3-1-1東京スクエアガーデン6階)
- 参加費:現地・オンライン共通。
- チケット代:1,500円
- 書籍付きチケット代:3,500円
※学芸出版社まち座プラス会員、シティラボ東京会員は割引となります(別途、メルマガ等にてご連絡いたします)
※現地参加申込みの方へもオンライン参加用のURLは送付されます。
- 詳細・申込:https://neighborhoodseattle.peatix.com/
内容
『ネイバーフッド都市シアトル~リベラルな市民と資本が変えた街』の刊行を記念して、著者の内田奈芳美さん、ゲストに建築家の藤村龍至さんをお迎えし、トークイベントを開催します。
西海岸のシアトル市はもともとリベラルな市民や個性的なスモールビジネスが多様なネイバーフッドを形成する、ゆったりとした暮らしやすい地方都市でした。2000年以降、マイクロソフトやアマゾンといった世界的企業の進出によって、人口が急増し、現在はIT産業の集積するスーパースター都市へと発展しました。こうした変化を20年前から調査されてきた内田さんは、新著で「ネイバーフッド」を切り口に、都市開発によって人々の日常がどう変化したのか、その変化に人々はどう向き合ってきたのかを紹介されています。
こうした都市開発が人々の暮らしに与える影響については、世界各地で議論されており、日本でも東京をはじめとする大都市では、その開発の行方、影響について人々の注目を集めるようになりました。
建築の設計活動と並行して、郊外ニュータウン活性化や公共空間再編などアーバンデザインにも取り組んでこられた藤村さんには日本の都市について、内田さんにはシアトルを事例に、ジェントリフィケーションの功罪とそれへの向き合い方、そして政策対象としての集団/空間単位/コミュニティとして多層的に機能するネイバーフッドというものの可能性について語っていただきます。
こんなあなたにおすすめ!
・シアトルのまちづくりや都市経済に関心がある方
・ネイバーフッド都市やウォーカブルなまちづくりに興味がある方
・都市開発に関わっておられる方
・ジェントリフィケーションについて知りたい方
プログラム
講演1 内田奈芳美氏トーク
講演2 藤村龍至氏トーク
ディスカッション・質疑応答
登壇者紹介
内田奈芳美
埼玉大学人文社会科学研究科教授。2004年ワシントン大学(シアトル)アーバンデザイン&プランニング修士課程修了。2006年早稲田大学大学院博士課程修了。博士(工学)。金沢工業大学環境・建築学部講師などを経て現職。アーバンデザインセンター大宮副センター長。2021~22年、ワシントン大学・ラトガーズ大学客員研究員。主な著書に『ネイバーフッド都市シアトル~リベラルな市民と資本が変えた街』など。https://note.com/nao9m
藤村龍至
建築家/東京藝術大学准教授。1976年東京生まれ。2005年よりRFA(藤村龍至建築設計事務所)主宰。2008年東京工業大学大学院博士課程退学。2016年より現職。2017年よりアーバンデザインセンター大宮(UDCO)ディレクター。主な建築作品に「すばる保育園」(2018)、「十津川村災害対策本部拠点施設」(2023)ほか。主な著書に『批判的工学主義の建築~ソーシャル・アーキテクチャをめざして』(2014)、『ちのかたち』(2018)など。