カナダ・オンタリオ州が生活必需サービスとしてコミュニティガーデンの開園を許可 フードセキュリティの観点から

  • カナダ最大の都市トロントなどを含むオンタリオ州が、コミュニティガーデン(市民菜園)は生活必需サービスであるとして、開園することを認める声明を発表した。公営・私営いずれも対象となる。
  • 新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて州政府により3月31日に出されていた当初の緊急要請では、公園やスポーツ競技場、ドッグパーク(いわゆるドッグラン)、ピクニック場などと同様にコミュニティガーデンも休園対象だった。
  • 声明で州政府は「コミュニティガーデンは、食料の供給に不安を抱える人々・家庭にとっては、新鮮な食料を調達するのに不可欠な場である。地元の医療福祉当局が、ソーシャルディスタンスの方法や共用設備等の清掃・滅菌の仕方など、各ガーデンを運営するうえで参照してほしい助言や指示を行う予定だ」としている。なお、開園日やその他の運営方法については指定されていない。
  • オンタリオ州のフードバンク協会「Feed Ontario」によれば、州内にあるフードバンクの21%がコミュニティガーデンやそれに類する庭地を所有しているとされる。

詳細

Ontario declares community gardens an essential service, allows immediate opening

2020/4/26/The Globe and Mail

https://www.theglobeandmail.com/canada/article-ontario-declares-community-gardens-an-essential-service/