『問いのデザイン』著者・安斎勇樹さんがBS朝日の番組「Fresh Faces ~アタラシイヒト~」に出演

BS朝日の番組「Fresh Faces ~アタラシイヒト~」に『問いのデザイン』の著者、安斎勇樹さんが出演されました(11/21放送)。
当日放送された映像がこちらのYouTubeで公開されています。ぜひご覧ください。

番組概要

良いアイデアが出ないときや会議が盛り上がらないとき、多くの場合、能力ややる気がないからではなく、向き合っている「問い」、つまり課題の設定が悪いという安斎。
彼の職業は、「ファシリテーター」。企業が本当に解くべき課題を整理し、中立的な立場からプロジェクトを進行する。
人は問いを投げかけられると、思考や感情が刺激される。ファシリテーターは、「問い」を正しいものに設定し、それを解決するプロセスに伴走する役目を担う。
安斎が注目される理由は「問いかけ」のうまさだ。
創業100周年を迎えた時計メーカーから、『伝統と未来を繋ぐ企業理念の設定』を依頼されると、安斎はそのメーカーの社員たちに、過去に製造された6000モデルの時計の中から『100年後にも残したい3本はどれか?』を問うことで、プロジェクトの「自分ごと化」を促した。
問いかけの工夫によって課題の本質をうまく捉え直し、その結果12項目にわたる新たな企業理念を作り上げたのだ。
どんな人にも抑圧されているポテンシャルがあり、それは、ファシリテーターのちょっとした問いかけで解放される。
安斎は「問い」の力で社会の創造性の土壌を耕していきたいと語る。

プロフィール

安斎勇樹

1985年、東京都生まれ。東京大学工学部卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。
株式会社ミミクリデザイン CEO。株式会社DONGURI CCO。
東京大学大学院 情報学環 特任助教。博士(学際情報学)。
人と組織の創造性を高めるファシリテーションの方法論について研究している。組織イノベーションの知を耕すウェブメディア「CULTIBASE」編集長を務める。
主な著書に『問いのデザイン-創造的対話のファシリテーション』(共著・学芸出版社)など。