山水郷チャンネル、始めます！

新型コロナウィルスの感染拡大を受け、住まいや働き方、都市のあり方の問い直しが始まっています。
人を集めることで繁栄を享受してきた都市や観光地のリスクが再認識される一方で、
自然豊かで人が少なく、清浄な大気を享受できる場所の価値が見直され始めています。
海に囲まれ、山が連なる日本列島は、山水の恵みに満ちていますが、
中でも特に山水の恵み豊かな地域のことを「山水郷」と呼ぶとすれば、
山水郷には国や経済がどうなろうが生きていける懐の深さと安心感があります。

GOOD DESIGN Marunouchiでは、そんな山水郷のポテンシャルに光を与えるべく、
山水郷に根を張って生きるデザイナーやクリエイター達の物語を紹介する
「山水郷のデザイン：生きのびるための新しい日本の物語（ナラティブ）」展を企画してきました。

外出自粛を受け、丸の内での展示時期が見通し難くなる中、緊急企画として、「山水郷チャンネル」を始めることとしました。
「山水郷のデザイン」展のディレクターである井上岳一さん、藤崎圭一郎さんをホストに、山水郷に根ざした活動をしているデザイナーやクリエイター達を毎回のゲストに迎えて、
山水郷から見た社会のありようやデザインの役割を考えてゆく各回30分のZOOMウェビナーです（毎週配信予定。無料）。

新しいデザインと新しい生き方のカタチを共に考える「山水郷チャンネル」、是非、ご参加ください。

日時

2020年5月16日 05:00 PM
2020年5月21日 07:00 PM

第１回ゲスト

坂本大祐

デザイナ/クリエイティブディレクタ @オフィスキャンプ東吉野

人口1.700人の東吉野村に移住して14年目。2015年 国、県、村との合同事業、シェアとコワーキングの施設「オフィスキャンプ東吉野」を企画・建築デザイン・運営を受託。開業後、同施設で出会った利用者仲間と山村のデザイン事務所「合同会社オフィスキャンプ」を設立。奈良県をはじめ、日本全国のデザインや企画をひき受けている。また2018年、同じようなローカルエリアのコワーキング運営者と共に「一般社団法人ローカルコワークアソシエーション」を設立、全国のローカルでコワーキング施設の開業をサポートしている。

ホスト

井上 岳一

株式会社日本総合研究所 創発戦略センター シニアスペシャリスト。 @「山水郷のデザイン 生きのびるための新しい日本の物語」展ディレクター
株式会社日本総合研究所 創発戦略センター シニアスペシャリスト 東京大学農学部卒業。Yale大学修士（経済学）。林野庁、CassinaIXCを経て現職。「人口減少時代を生き抜く地域社会のデザイン」をミッションに、官民双方の水先案内人としてインキュベーション活動に従事。内閣府規制改革会議専門委員。南相馬市復興アドバイザー。 「山水郷」の復権を説いた『日本列島回復論―この国で生き続けるために―』（新潮選書）を昨年10月に上梓。

藤崎圭一郎

デザイン評論家 / 編集者・東京藝術大学 教授 @「山水郷のデザイン 生きのびるための新しい日本の物語」展ディレクター
1963年生まれ。『デザインの現場』編集長を務めた後に、フリーランスとしてデザインに関する記事の執筆、雑誌・書籍の編集に携わる。主な著書に広告デザイン会社ドラフトの仕事を取材した『デザインするな』。雑誌『AXIS』にて生命科学を中心にサイエンスや工学の研究の現場を取材する「Sci Tech File」を連載中。2010年より東京藝術大学美術学部デザイン科准教授、2016年より同大学教授。

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