交差するふたつの都市論~〈迂回する経済〉と〈ひとり空間〉をめぐって〜|吉江俊×南後由和『〈迂回する経済〉の都市論』刊行記念

主催 学芸出版社/シティラボ東京 共催:早稲田都市計画フォーラム
※詳細は主催団体等にお問い合わせください。
  • 日時:2024年12月5日(木)19:00〜20:30
  • 会場:現地・オンラインのハイブリッド開催。現地/シティラボ東京 東京都中央区京橋3-1-1東京スクエアガーデン6階
  • 参加費:現地・オンライン共通
    ――チケット代…1,500円
    ――書籍付きチケット代…3,500円
    ※学芸出版社まち座プラス会員、シティラボ東京会員は500円割引となります
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  • 詳細・申込:https://ukai-suru-keizai.peatix.com/

内容

〈迂回する経済〉の都市論~都市の主役の逆転から生まれるパブリックライフ』の刊行を記念して、著者の吉江俊さん、ゲストに社会学者の南後由和さんをお迎えし、トークイベントを開催します。

吉江さんは「迂回する経済」という視点で、再開発地、盛り場、郊外住宅地、学生街などで起きている、人々の街への関わり方の変化を調査し、儲けに価値をおかない空間やサービスが最終的に利益をもたらすという逆説的思考=迂回する経済を提起され、そこに新しいパブリックライフの姿を構想されています。

南後さんはベストセラー『ひとり空間の都市論』(ちくま新書、2018年)で、都市に集積する「ひとり空間」で過ごす人々の生態を分析し、日本でひとり空間が多い理由、その特徴を明らかにされました。コロナ禍以降、人々の志向は「ひとり空間」と「群衆空間」、「体験価値」と「時間価値」の間で揺れ動いていると指摘されています。

フィールドワーカーとして都市をリサーチし、都市論を思考されたきたお二人に、現在の都市とこれからの都市を読み解く視点を語っていただきます。

こんなあなたにおすすめ!

・都市開発と公共空間のこれからに興味のある方
・都市をリサーチする視点や手法を探している方
・都市の滞在空間を設計・運営している方

プログラム(予定)

1 吉江俊氏のトーク
2 南後由和氏のトーク
3 吉江氏&南後氏のディスカッション

登壇者紹介

吉江俊
早稲田大学リサーチイノベーションセンター研究院講師。1990年生まれ。早稲田大学建築学科卒業、同大学院創造理工学研究科修了。博士(工学)。宮城県加美町や佐賀県多久市のコミュニティ計画作成、民間企業との共同研究や、早稲田大学キャンパスマスタープラン作成、東京都現代美術館「吉阪隆正展」企画監修などに携わる。主な著書に『〈迂回する経済〉の都市論』『住宅をめぐる〈欲望〉の都市論』など。

南後由和
法政大学デザイン工学部教授。明治大学情報コミュニケーション学部兼任講師。1979年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。博士(学術)。明治大学情報コミュニケーション学部准教授など経て2024年より現職。専門は社会学、建築・都市論。主な著書に『ひとり空間の都市論』『商業空間は何の夢を見たか』(共著)など。