2021年10月から建築用ガラス製品が相次いで値上げへ 背景には原油価格の高騰など
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- 2021年10月1日以降、大手ガラスメーカー3社が建築用ガラスを値上げすることが決まっている。重油をはじめとする原燃料価格の高騰や物流費の高止まりなどによるコストアップが企業努力では吸収しきれなくなり、販売価格の改定に至った。輸入木材の不足による”ウッドショック”など、コロナ禍に絡んだ先の見通せない建材の価格高騰が続く。
- 原油価格の高騰の背景には、新型コロナウイルス感染拡大による需要減に合わせた産油国の大幅な減産と、そこからワクチン接種が進んだことで経済が回復し始め、再び需要が拡大していることがあげられる。
- 大手三社の対応は以下のとおり。
AGC
国内の建築用ガラス関連製品の販売価格を、10月1日納品分より引き上げることとしました。引き上げ率は、フロートガラスおよびミラーが15~20%、網入板ガラスおよび型板ガラスが30%、建築用加工ガラス製品については10~20%の予定です。
日本板硝子
2021年10月1日出荷分より建築用板ガラス製品の価格改定を実施し、板ガラス製品、鏡製品の価格を15~35%、建築用機能ガラス製品の価格を15~20%引き上げることといたしましたので、お知らせいたします。
セントラル硝子
2021年10月1日納入分より、フロート板ガラス・鏡製品の販売価格を15~20%、型板ガラス・網入型板ガラスの販売価格を35~40%、網入磨板ガラスの販売価格を30%、加工ガラス製品(建装商品含む)の販売価格を10~30%引き上げることにいたしました。
詳細はこちら
国内建築用ガラス関連製品の価格を改定(2021/07/15|AGC)
https://www.agc.com/news/detail/1202303_2148.html
国内建築用板ガラス製品の価格改定について(2021/07/29|日本板硝子)
https://www.nsg.co.jp/ja-jp/media/ir-updates/announcements-2021/price-revision-notice
板ガラス製品の価格改定について(2021/08/02|セントラル硝子)
https://ssl4.eir-parts.net/doc/4044/announcement1/71054/00.pdf