2021年第1回都市環境デザインセミナー|阪神淡路大震災の知の継承(2021/01/26|オンライン)

2021年第1回都市環境デザインセミナー
テーマ「災害復興:世代を繋ぐ、知の継承」

第1回「阪神淡路大震災の知の継承」


アーカイブ記録

下記よりダウンロードできます。

http://judi.sub.jp/judi/202101semi.pdf


日時

2021年1月26日 18時30分~

場所

zoom会議(定員50名)
今回のセミナーは、会場参加はありません。
下記Peatixページよりご購入ください(受付26日15時まで)

https://peatix.com/event/1778006/view

趣旨

昨年9月17日、都市計画学会関西支部主催で、「復興検証と知識継承」シンポジウムが開催されました。今回のセミナーはその続編です。大災害後の復興まちづくり・復興都市計画という活動をと通して、承継者は次の世代に何を継承しようとしたか、どのように継承しようとしたか、またその継承者は、その姿に何を見ており、何を受け継いだか、世代を繋ぐ知の継承はどうあるべきか。現場を超えた知の継承を3世代に渡って考える場を持ちたいと思います。
まずは第1回目として、「阪神淡路大震災の知の継承」を下記のように実施します。さらに第2回として「東日本大震災の知の継承」、第3回目として「中越地震、熊本地震の知の継承」を開催する予定です。

世話人 岡絵理子

*経験の伝達1(鳴海邦碩)

<復興・防災は特殊なまちづくりか>
復興や防災がまちづくりの基本であるにもかかわらず、長く特殊な領域として取り扱われてきた。そうした状況下にあった私たちは、阪神・淡路で「復興・防災」に直面せざるを得なかった。その経験の一端を紹介しつつ、それを同じ場で体験した次の世代が何を得たかについて意見交換したい。

*経験の伝達2(小林郁雄)

<復興都市計画事業のあるべき姿は>
復興市街地再開発事業(とりわけ阪神大震災の新長田南地区)などがうまくいかない(評判が悪い)のは、なぜだろう?まちづくり協議会など地域住民主体の事業への参画が都市計画事業に不可欠と阪神・淡路の復興経験が明らかにしているのに、依然として都市計画法は旧態のままなのは、なぜか?

学んだこと1;

越山健治(関西大学)(15分)

学んだこと2;

柴田祐(熊本県立大学)(15分)

学んだこと3;

阿部俊彦(立命館大学)(15分)

主催

都市環境デザイン会議関西ブロック、九州ブロック共催)

会費

  • 都市環境デザイン会議会員 500円
  • 学生           500円
  • 一般           1000円

講師紹介

鳴海邦碩(なるみ・くにひろ)

大阪大学名誉教授、関西大学客員教授。日本都市計画学会元会長。大阪をはじめ関西の各地のまちづくりを支援。インドネシアをはじめアジア諸国の都市環境調査を行なってきた。サントリー学芸賞、不動産協会賞等を受賞。著書に、『都市の自由空間』『都市の魅力アップ』『失われた風景を求めて』他多数。

小林郁雄(こばやし・いくお)

人と防災 未来センター上級研究員、兵庫県立大学特任教授。神戸大学工学部建築学科卒業。大阪市立大学大学院工学研究科都市計画専攻修了。都市・計画・設計研究所勤務。地域計画、市街地整備、住民主体のまちづくりまで 幅広く都市プランニングを専門とする。1986年にコー・プラン(CO-PLAN, Inc.)を 設立。阪神・淡路大震災後は、被災地の復興に多く携わる。1995年、阪神大震災 復興市民まちづくり支援ネットワークを立ち上げ、世話役を務める。

越山健治(こしやま・けんじ)

関西大学社会安全学部・教授。神戸大学工学部環境計画学科卒業。同大学院自然科学研究科建設学専攻修了。(株)富士総合研究所(現みずほ情報総研)研究員、神戸大学大学院自然科学研究科助手、人と防災未来センター研究員を経て、2010年より現職。博士(工学)。
阪神・淡路大震災の被害および復興過程の研究及び、国内外の都市災害復興計画および復興過程に関する研究、災害時の行政対応および地域防災計画に関する研究を実施してきた。阪神・淡路大震災の復興公営住宅居住者調査を題材とした研究で地域安全学会論文奨励賞受賞。

柴田祐(しばた・ゆう)

熊本県立大学環境共生学部・教授。大阪大学工学部環境工学科卒業、大阪大学大学院工学研究科環境工学専攻修了。造園コンサルタント、大阪大学大学院工学研究科助教、熊本県立大学環境共生学部准教授を経て、2017年4月より現職。専門は地域計画、農村計画、景観計画。熊本地震、令和2年7月豪雨からの集落の復興について調査研究、実践を行っている。主な著書に『住み継がれる集落をつくる』(共著、学芸出版社、2017年)、『都市縮小時代の土地利用計画』(共著、学芸出版社、2017年)、『都市・まちづくり学入門』(共著、学芸出版社、2011年)、『都市計画とまちづくりがわかる本』(共著、彰国社、2011年)などがある。

阿部俊彦(あべ・としひこ)

立命館大学理工学部建築都市デザイン学科 准教授。早稲田大学理工学部建築学科卒業、同大学院修了。現代計画研究所大阪事務所、ダン計画研究所を経て、LLC住まい・まちづくりデザインワークスを共同設立。早稲田大学都市・地域研究所客員研究員を経て、現職。博士(工学)。気仙沼市内湾地区の復興まちづくり、東京都内の事前復興まちづくり等に関わる。日本都市計画学会計画設計賞・論文奨励賞、日本建築学会作品選集入選、都市住宅学会長賞、これからの建築士賞など受賞。

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