今和泉隆行×石川初×三土たつお「空想地図の味わい方」
古くは本居宣長も描き、近年ではインターネットの普及によりその認知度が高まってきた「空想地図」。
『空想地図帳 架空のまちが描く世界のリアル』(今和泉隆行著)では、20名を超える空想地図作家のリアルな空想地図の数々が紹介されるほか、空想地図「中村市」を専門家をまじえて書き換えていく過程や、空想地図作者が地図描画のスキルを上げるべく課題に取り組む「空想地図塾」まで、空想地図を多角的に捉えた充実の内容となっています。
著者・今和泉隆行さん、そしてゲストに今和泉さんの空想地図の「第一発見者」である石川初さん(慶應義塾大学環境情報学部教授)、路上観察から地図関連まで森羅万象を追う三土たつおさんの3名をお迎えして、さまざまな作者が描く世界地図から古地図、都市地図までバリエーション豊かな空想地図を鑑賞。
本書で紹介した空想地図に加えて、本書で紹介できなかった空想地図も多様な切り口で紹介し、さらには今後の空想地図の可能性を壇上の3人で追っていきます。