2019年第6回都市環境デザインセミナー|ツーリズムと都市デサインの課題 -バルセロナから学ぶ-(2019/10/21|大阪)

2019年第6回
都市環境デザインセミナー

ツーリズムと
都市デサインの課題

-バルセロナから学ぶ-


2019年10月21日(月)/大阪

阿部大輔(龍谷大学)

趣旨

都市ツーリズムの拡大が都市に大きな影響をおよぼすだろうことは、これまでに予見されていたことであり、さらに1998年欧州都市計画家協会は改めてこのことを強調した。
都市ツーリズムに対して、都市デザインの役割は、まず、人を集める魅力の創出や維持・保全に求められるが、あわせて、宿泊、つまり一時的に都市に住まうことを支える施設の確保やその地域コミュニティとの融和にも求められる。近年は、ツーリストの爆発的増加を背景に、一時的な都市滞在をめぐる問題が大きな課題となっている。
バルセロナは諸都市に先立ってツーリズムの新しい動きにさらされ、先進的な取り組みを行ってきた都市として知られており、その取り組みについて紹介していただく。合わせて、日本都市が置かれている状況をいかに認識すべきか、さらにはそれに対していかに取り組むべきかについて語っていただく。
なお阿部さんには、2012年に、「バルセロナ旧市街の再生」のテーマでこのJUDIセミナーでお話をいただいている。

セミナー委員長 鳴海 邦碩

日時:

2019年10月21日(月)
18時00分頃開場、18時30分開始、20時30分頃終了

場所:

大阪ガスエネルギー・文化研究所 都市魅力研究室
グランフロント大阪 ナレッジキャピタルタワーC713号

グランフロント大阪北館タワーB・タワーC間の吹き抜け広場『ナレッジプラザ』北西側北3エレベーターに、1Fまたは2Fから乗り、7Fで降りて下さい。北館1Fの案内所で確認されるのが確実です。7階で降りて迷われたらやはり誰かに聞くのが確実です。

会費:

会員500円/会員外1000円/学生500円

定員:

30名

終了後懇親会:

場所等は未定です。お店で実費精算、4000円ぐらいまで

主催:

都市環境デザイン会議関西ブロック

講師プロフィール

阿部大輔(あべだいすけ)

龍谷大学政策学部政策学科教授、バルセロナ自治大学客員研究員。
1975年ホノルル生まれ。早稲田大学理工学部土木工学科卒業、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了、同博士課程修了。2003~2006年カタル一ニャ工科大学バルセロナ建築高等研究院(ETSAB)博士課程に留学(この間、スペイン政府給費奨学生)。博士論文提出資格(DEA)取得。博士(工学)。専攻は都市計画・都市デザイン。政策研究大学院大学研究助手、東京大学都市持続再生研究センター特任助教を経て現職。単著に『バルセロナ旧市街地の再生戦略』(学芸出版社、2009年)、共編著に『CREATIVE LOCAL:エリアリノベーション海外編』(学芸出版社、2017年)、『地域空間の包容力と社会的持続性』(日本経済評論社、2013年)、『持続可能な都市再生のかたち』(日本評論社、2014年)など。

近著
世界の観光都市はオーバーツーリズムにどう立ち向かっているのか』(仮題)

阿部大輔 編著

学芸出版社より2020年春刊行予定

詳細

近刊『世界の観光都市はオーバーツーリズムにどう立ち向かっているのか』(仮題)

※新刊出版予定など学芸出版社からのお知らせを受信されたい場合はこちらからメールマガジンにご登録ください。

申し込み:

記事をシェアする

学芸出版社では正社員を募集しています
学芸出版社 正社員募集のお知らせ