おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる

【編著】新山直広・坂本大祐

【著】小林 新也・迫 一成・古庄 悠泰・稲波 伸行・福田 まや・吉田 勝信・佐藤 哲也・長谷川 和俊・羽田 純・吉野 敏充・佐藤 かつあき・今尾 真也・小板橋 基希・安田 陽子・土屋 誠・堀内 康広・タケムラ ナオヤ・森脇 碌・中西 拓郎

内容紹介

全国各地21人のデザイナー自ら記した、地域をおもしろくする工夫

わずかな予算、想定外の作業、地域の付き合い。そんな状況をおもしろがり、顔の見える関係で仕事したり、自ら店に立ったり、販路を見つめ直したり。ディレクションも手仕事も行き来しながら現場を動かし、その土地だからできるデザインを生む。きっかけ、仕事への姿勢、生活の実際、これからの期待を本人たちが書き下ろす。

体 裁 四六・192頁(96頁カラー)
定 価 本体2400円+税
ISBN 978-4-7615-2810-2
発行日 2022-03-20
装 丁 𠮷田勝信(𠮷勝制作所)

原研哉さん、ご推薦!

地域とデザインを学び合う学校「LIVE DESIGN School」

2022年発刊の本『おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる』の編著者・著者による、本から派生した学校「LIVE DESIGN School」が始まります。運営元は、この本の編集者が立ち上げた出版社、(株) 出雲路本制作所(代表:中井希衣子、京都府京都市)が務めます。

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計20ページ公開中!(まえがき、7. TSUGI/新山 直広「流通までできるデザイナーを目指して」)


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まえがき ─新山直広

〇町のなかで動く

  1. シーラカンス食堂 / 小林 新也
    「里山再生と職人育成」@兵庫県小野市・島根県温泉津町
  2. hickory03travelers / 迫 一成
    「商店街で『日常を楽しむ。』」@新潟県新潟市
  3. 景色デザイン室 / 古庄 悠泰
    「見たかった風景を自分たちでつくる」@長崎県小浜町
  4. 株式会社こものデザイン研究所 / 稲波 伸行
    「地域とともに。『運命共同体』としてのデザイン会社」@三重県菰野町
  5. 星庭 / 福田 まや
    「森で暮らし、都市に橋を架ける」@大分県耶馬溪町
  6. 吉勝制作所 / 𠮷田 勝信
    「つくり方をつくる」@山形県大江町

〇市のなかで動く

  1. TSUGI / 新山 直広
    「流通までできるデザイナーを目指して」@福井県鯖江市
  2. ヘルベチカデザイン / 佐藤 哲也
    「場づくりを通して、まちのライフスタイルを生み出す」@福島県郡山市
  3. HASHU / 長谷川 和俊
    「土地に根をはる、地方暮らしの表現者」@福井県大野市
  4. ROLE / 羽田 純
    「行ってみたい、見てみたい、手に取りたい、をどうつくるか」@富山県高岡市
  5. 吉野敏充デザイン事務所 / 吉野 敏充
    「デザイナーが不要とされる社会を目指して」@山形県新庄市

〇道県のなかで動く

  1. オフィスキャンプ / 坂本 大祐
    「個が自立した集団を目指すクリエイティブファーム」@奈良県東吉野村
  2. BRIDGE KUMAMOTO / 佐藤 かつあき
    「災害発ソーシャルデザインの実践集団」@熊本県熊本市
  3. リトルクリエイティブセンター / 今尾 真也
    「フィールドをつくりプレイヤーを増やして、おもしろい循環を」@岐阜県岐阜市
  4. akaoni / 小板橋 基希
    「モヤモヤをおもしろく」@山形県山形市
  5. あしたの為のDesign / 安田 陽子
    「場所でしばられず人でつながるフリーランス的会社員」@島根県
  6. BEEK / 土屋 誠
    「土地と人のニュアンスをつかみ、職業から生業に」@山梨県韮崎市
  7. TRUNK DESIGN / 堀内 康広
    「産地に根づき、つくり手のために動く」@兵庫県神戸市
  8. タケムラデザインアンドプランニング / タケムラ ナオヤ
    「この土地を楽しみ、アーカイブする」@高知県高知市
  9. TETAU / 森脇 碌
    「知る、学ぶ、考える機会をデザインする」@和歌山県紀南地域
  10. ドット道東 / 中西 拓郎
    「人と人、まちとまちをつなげるプラットフォームのデザイン」@北海道道東地域

あとがき ─坂本大祐

紹介事例

【編著者】

新山 直広

1985年大阪生まれ。京都精華大学デザイン学科建築分野卒業。2009年福井県鯖江市に移住。鯖江市役所を経てTSUGIを設立。地域特化型のインタウンデザイナーとして、地域や地場産業のブランディングを行う。また、産業観光イベント「RENEW」の運営をはじめ、めがね素材を転用したアクセサリーブランド「Sur」、福井の産品を扱う行商型ショップ「SAVA!STORE」など、デザイン・ものづくり・地域といった領域を横断しながら創造的な産地づくりに取り組む。その活動スタイルは「ガイアの夜明け」「WBS/ワールドビジネスサテライト」に取り上げられるなど、地域デザイナーのモデルケースとして全国的に注目を集める。RENEWディレクター(2015年~)。京都精華大学伝統産業イノベーションセンター特別研究員(2018年~)。

坂本 大祐

奈良県東吉野村に2006年に移住。2015年 国、県、村との事業、シェアとコワーキングの施設「オフィスキャンプ東吉野」を企画・デザイン。その後運営も受託。開業後、同施設で出会った仲間と山村のデザインファーム「合同会社オフィスキャンプ」を設立。2018年、ローカルエリアのコワーキング運営者と共に「一般社団法人ローカルコワークアソシエーション」を設立、全国のコワーキング施設の開業をサポートしている。

【著者】

小林新也

1987年兵庫県小野市生まれ。2010年の大学卒業後より、グローバルとローカルを行き来した視点とイノベーションを基調にデザイン活動しつつ、職人の後継者育成を主軸としたものづくりから海外卸まで一貫して行う。活動はNHK Eテレ「デザイントークスプラス」やNHK World「BIZ STREAM」などで取り上げられている。

迫 一成

1978年福岡県生まれ。新潟大学人文学部卒。2001年クリエイト集団hickory03travelersを結成。「日常を楽しむ」を軸に上古町商店街でお店を構えつつ積極的に活動中。ミュージアムショップや複合施設の運営も。まちをイラストとデザインでワクワクさせます。

古庄悠泰

1989年福岡県糸島市生まれ。九州大学芸術工学部工業設計学科卒業後、雲仙市小浜町のデザイン事務所studio shirotani・同事務所運営の刈水庵勤務。2016年同町にて景色デザイン室を設立。仕事の9割は小浜温泉街や島原半島を中心とした長崎県内案件。

稲波伸行

株式会社RW代表取締役。「中小零細の企業ほど精緻なデザインが必要」を信条とし、企業(団体)の価値向上のため事業に取り組む。事業コンサルティングから、商品・サービスの企画・開発・制作・運用など、全てのフェーズにおいて、事業者をサポート。

福田まや

1985年奈良県生まれ。Inter Medium Instituteで学んだ後、関西・東京での広告代理店勤務などを経て、2012年大分県・耶馬溪へ移住、星庭を設立。森の中の、セルフビルドの自宅兼事務所でデザイン漬けの毎日。家族は、夫と2人の娘、大型犬。田んぼと畑も借りて半自給暮らし。

𠮷田勝信

1987年、東京都新宿区生まれ。山形県を拠点に採集、デザイン、超特殊印刷を行なっている。

佐藤哲也

福島県須賀川市生まれ。フリーランスのデザイナーを経てデザイン事務所Helvetica Design 株式会社設立。2018年には郡山市のエリアリノベーション事業を行う一般社団法人ブルーバード設立。福島県郡山市を拠点に東京を含む全国各地で活動の場を広げている。

長谷川和俊

1984年福井県大野市生まれ。株式会社HASHU代表取締役。デザイナー・映像作家として全国のローカルをブランディングする傍ら、イベント企画や場所作りなど地元地域にもコミットする。水のまちで、かっこいい自然暮らしの実践者となるべく日々奮闘中。

羽田 純

1984年大阪府生まれ。ギャラリーのキュレーションを8年間担当後、スタジオ「ROLE」設立。現在は富山県を拠点に、デザイン・プロジェクトのほか、ジャンルを横断しながらさまざまな「活動」の魅力をデザイン。JAGDA、TOYAMA ADC、高岡伝統産業青年会会員。

吉野敏充

山形県新庄市生まれ。東京デザイン専門学校卒業後、SOFT ON DEMAND、SOD artworksを経て帰郷、吉野敏充デザイン事務所設立。様々な案件のクリエイティブディレクションを手がける。事務所での昼食は商品開発業務も含めもっぱら自炊。それ目当ての客も少なくない。

佐藤かつあき

1978年長崎県佐世保市生まれ。高校卒業後、福岡と東京の広告代理店やデザイン事務所でアシスタントをしながらデザインを学び、2010年に妻の地元・熊本県上天草市へ移住。2013年に熊本市にて「株式会社かつあき」設立。熊本を中心にクリエイティブディレクター業をこなす傍ら、BRIDGE KUMAMOTOの代表も務める。

今尾真也

岐阜県各務原市生まれ。2014年に同級生3人でデザインを中心にディレクションまでを多面的に行うクリエイティブ会社のリトルクリエイティブセンターを岐阜市にて創業。多数のプロジェクトの立ち上げやディレクションを行う。

小板橋基希

1975年群馬県生まれ。大学入学とともに山形に移住。東北の「自然・暮らし・遊び・食べ物」に魅せられ卒業後も山形に定住し、2004年にアカオニを立上げる。以来、全国津々浦々に点在するクライアントの様々な要望に応えている。趣味はサッカー。

安田陽子

1982年島根県松江市生まれ。島根大学教育学部美術研究室卒業後、広告代理店勤務6年を経て、2011年あしたの為のDesign参加。グラフィックを軸にデザインやディレクション業務を行なっている。フリーランス的会社員。特技はどこでもオフィス化。

土屋 誠

1979年山梨県生まれ。2013年に東京から山梨へUターンして自身の媒体「BEEK」を創刊し、これまでに6号を発刊。やまなしのアートディレクターとして、デザイン、写真、編集を携え山梨で伝える仕事をしている。三度の飯より餃子好き。

堀内康広

1981年兵庫県神戸市生まれ。2009年に「TRUNK DESIGN」を神戸市垂水区にオフィス&ショップとしてオープン。兵庫県のモノづくりを紹介する「Hyogo craft」を立ち上げ自社ブランドを8ブランド展開。現在は、日本全国の地場産業や伝統工芸のプロデュース・ブランディング・国内外の販路開拓や地域ブランディングなどを一貫して支援。

タケムラナオヤ

1973年高知県生まれ。京都造形芸術大学環境デザインコース卒業。大阪の設計事務所や高知の建設コンサルタント、デザイン事務所を経て、2008年に独立。中学生時代に旅行記の制作、大学時代にコピー雑誌づくりに没頭し、そのまま大人に。趣味はカメラ片手に街をブラブラと歩くこと。

森脇 碌

福井県生まれ。2017年より田辺市在住。3児の育児中。専門分野は新規事業開発・新商品開発・販促企画などのプランニング、印刷物/webサイトなどのデザイン制作。ライフワークとして自営型テレワークの推進、ICT導入の推進、ワーケーションの推進を行っている。

中西拓郎

1988年北海道北見市生まれ。防衛省入省後、2012年まで千葉県で過ごし、Uターン。2015年「道東をもっと刺激的にするメディア Magazine 1988」創刊。2017年一般社団法人オホーツク・テロワール理事、「HARU」編集長就任。2019年一般社団法人ドット道東設立。

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