山下正太郎×内田友紀「ネイバーフッドとテクノロジーがつくる新しい都市像」“ビジョナリーが描く働く場の未来” Vol.4
出演
山下正太郎×内田友紀 「ネイバーフッドとテクノロジーがつくる新しい都市像」 “ビジョナリーが描く働く場の未来” Vol.4 |『WORKSIGHT 2011-2021 Way of Work, Spaces for Work』刊行記念連続トーク
海外のグローバル企業からベンチャーまで、オフィス空間のパイオニア事例を収めた、『WORKSIGHT 2011-2021 Way of Work, Spaces for Work』の刊行記念連続レクチャー第4弾、最終回。
企業文化の表現としてのオフィス、イノベーションを誘発するコワーキングスペース、働き手のウェルビーイングやパンデミック後の価値観…、オフィスはこの10年、常に変化してきました。今後も、働き手や組織の価値観は、分野や地域を越えて更に進化し、新しい個人・組織・都市像をつくりだしそうです。世界のオフィス事情を知る山下氏と、各地で市民主体のセクターを超えた活動を支援するリ・パブリックの内田氏に語っていただきました。
主な話題
●『WORKSIGHT 2011-2021』の感想by 内田友紀さん
「オフィスとともに変わってきた、社会の変遷がわかる本ですね!」
●内田友紀さんの仕事
- 「自律的・創造的都市」とは何かがテーマ
- 福井⇒東京⇒イタリア⇒ブラジル・チリ・ベトナムを経て、帰国
- なぜ最初にイタリアへ行ったのか?
- 帰国後、シンクタンク「リ・パブリック」創業に関わる
- 自治体・企業と共同体や事業をつくる
- XSCHOOL@福井、さつまFUTUREコモンズ@鹿児島、等々
●働き方と都市の在り方についてのあれこれ
- これまでの10年:都市全体がワークプレイスになった
- Amazonは第二本社プロジェクトでは、都市を対象にコンペが行われた
- コロナ後:リモートワークが普及した時、地域にセイフティネットはあるのか?
- 移動ばかりしている人は、孤独であることを忘れていないか?
- 1つの場所に複数の役割をもたせる、そんなオフィスをつくれないか?
- 賃金労働の意味が薄れたときの、仕事の意味
出演
山下 正太郎
ワークスタイル研究所 所長、『WORKSIGHT』 編集長。
コクヨ株式会社に入社後、戦略的ワークスタイル実現のためのコンサルティング業務に従事。手がけた複数の企業が「日経ニューオフィス賞(経済産業大臣賞、クリエイティブオフィス賞など)」を受賞。2011年、グローバルでの働き方とオフィス環境のメディア『WORKSIGHT』を創刊。同年、未来の働き方を考える研究機関「WORKSIGHT LAB.(現ワークスタイル研究所)」を立上げる。2016~2017年、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート ヘレン・ハムリン・センター・フォー・デザイン 客員研究員、2019年より、京都工芸繊維大学 特任准教授を兼任。2020年、パーソナルプロジェクトとして、グローバルでの働き方の動向を伝えるキュレーションニュースレター『MeThreee』創刊。
内田 友紀
早稲田大学建築学科卒業後、メディア企業勤務を経てイタリア・フェラーラ大学院にてSustainable City Designを修める。イタリア・ブラジル・チリ・ベトナムなどで地域計画プロジェクトに参画。地域産業と人材を育む都市型事業創造プログラムの企画運営、企業の研究開発領域における組織形成・プログラム設計などに従事。シビックテックを活用した参加型ガバナンスの構築にも携わる。次代のデザイナーのための教室XSCHOOLプログラムディレクター。内閣府地域活性化伝道師。グッドデザイン賞審査委員。
対象書籍
『WORKSIGHT 2011-2021 Way of Work, Spaces for Work』
コクヨ株式会社・ワークスタイル研究所 著、山下正太郎 編著、金森裕樹・田中康寛 編
A4判・464頁・本体6000円