世界の先進的なまちづくりをまるっと知りたい人のためのブックリスト
世界が注目し続けるニューヨークのエキサイティングな都市改革、資源循環を軸に廃棄物を出さずに素材を活用し続ける政策に取り組むオランダ、テクノロジーを活用して新しいしくみを次々に実験するデンマーク、スポーツが生活に密着し、街を動かすエンジンになっているドイツ――。
世界の先進的なまちづくりをまるっと知りたい人におすすめの本を集めました。
書籍一覧
アムステルダム ボトムアップの実験都市
おすすめコメント:低湿地に暮らすオランダ人は環境意識が高く、フレキシブルな思考力とスピーディな実行力に長けている。2000年代以降、建築家やクリエイター、市民らが始めたサーキュラー・エコノミー、リジェネラティブ・デザインの先進地では、個人のアイデアがどのように人を動かし街を変えているのか。現地建築家が紹介するプロジェクト集。
- 著者:根津 幸子 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2025/08/05
- 価格:2700円
- 判型:四六
- ページ数:272頁
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アクティブシティ戦略 暮らしているだけで健康になるまちづくり
おすすめコメント:“健康で幸福に暮らせるまち”はどうつくれるか? 生活・運動習慣をめぐる最新のエビデンスから健康観を捉え直し、15分都市やウォーカブルシティ、プレイスメイキングなど国内外の先進都市による施策例を紹介しながら、現代人を健康行動に誘うまちづくりのポイントについて解説。「健康人口」が増えるまちの条件がわかる1冊
- 著者:原田 宗彦 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2025/06/20
- 価格:2500円
- 判型:四六
- ページ数:248頁
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15分都市の実践 世界に学ぶ地球規模の課題解決
おすすめコメント:徒歩・自転車・公共交通により15分でアクセスできる範囲に生活機能を集める「15分都市」構想。孤立から気候変動まで地球規模の課題に挑むアイデアを先駆けて実践する、パリ、ミラノ、ポートランド、メルボルン、釜山などの都市政策について、提唱者自らが解説した『The 15-Minute City』待望の邦訳。
- 著者:カルロス・モレノ 他著 矢作 弘 訳 大谷 悠 訳
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2025/06/20
- 価格:2700円
- 判型:A5
- ページ数:264頁
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ネイバーフッド都市シアトル リベラルな市民と資本が変えた街
おすすめコメント:リベラルでアクティブな市民やオルタナティブなスモールビジネスが育む多様なネイバーフッドに、アマゾン、スターバックス、マイクロソフトら世界的企業が進出し、西海岸の地方都市を米国有数のスーパースター都市に変貌させた。ジェントリフィケーションがもたらす功罪、それに人々がどう向き合ったか、躍動感あふれる軌跡。
- 著者:内田 奈芳美 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2025/04/10
- 価格:2500円
- 判型:四六
- ページ数:240頁
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ニューヨークのパブリックスペース・ムーブメント 公共空間からの都市改革
おすすめコメント:資本主義、民主主義の希望や危機が都市のあり方を問うている。その最前線であるニューヨークは、なぜ、公共空間にこれほどのエネルギーを注ぐのか?公園・水辺・ストリート・公開空地の再編から、多様なプレイヤーが共創する制度・組織の設計まで、公共空間から人と都市の関係を再構築する、エキサイティングな都市改革。
- 著者:中島 直人 編著 関谷 進吾 著 北崎 朋希 他著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2024/01/01
- 価格:2700円
- 判型:四六
- ページ数:272頁
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パブリックスペース活用事典 図解 公共空間を使いこなすための制度とルール
おすすめコメント:パブリックスペース活用の歴史や制度を初めて体系化。歴史的変遷を見やすい年表形式で辿るとともに、おさえておきたい政策や法令、条例等、都市に賑わいや居心地を創出するテクニカルなアプローチを国内外の60の制度・プログラムで網羅した。自治体・コンサル・企業・市民・研究者、あらゆる立場で実践に使える待望の教科書。
- 著者:泉山 塁威 編著 宋 俊煥 編著 大藪 善久 他編著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2023/12/30
- 価格:2700円
- 判型:A5
- ページ数:224頁
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世界に学ぶ自転車都市のつくりかた 人と暮らしが中心のまちとみちのデザイン
おすすめコメント:子どもも大人も使える便利でエコで健康的な移動手段、自転車。その利用を伸ばす環境整備が、車より人が中心の交通への回帰のため、持続可能な社会のために、世界で進められている。各地の「おのずと自転車が選ばれる」まちづくりを、ニーズ、デザイン、都市戦略から解説し、自転車×まちの未来を展望。設計カタログも収録。
- 著者:宮田 浩介 編著 小畑 和香子 著 南村 多津恵 他著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2023/11/10
- 価格:2400円
- 判型:四六
- ページ数:256頁
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北欧のスマートシティ テクノロジーを活用したウェルビーイングな都市づくり
おすすめコメント:北欧の人々は理想の生活を追求し、知恵を持ち寄り、テクノロジーを活用して新しいしくみを次々に実験する。オープンデータ、電子政府、リビングラボ、グリーンモビリティ、クリーンテック、ヘルステック等を実装し、多様なプレイヤーが共創する、サステイナブルな経済と環境をいかに実現するか、世界が羨む辺境の実践に学ぶ。
- 著者:安岡 美佳 著 ユリアン 森江 原 ニールセン 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2022/12/25
- 価格:2700円
- 判型:四六
- ページ数:288頁
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POP URBANISM 屋台・マーケットがつくる都市
おすすめコメント:小さく多様なローカルフードの店が集まる実験的で遊び心あふれた場が世界中で増えている。遊休地に並ぶコンテナ屋台、ストリートを彩るフードトラック、都市開発の核となるフードホールetc。新しい人の集まり方、コンテンツ開発、オープンで可変的なデザインの最前線を世界13都市に探る。隈研吾氏、黒崎輝男氏推薦!
- 著者:中村 航 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2023/04/10
- 価格:2700円
- 判型:四六
- ページ数:256頁
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北欧のパブリックスペース 街のアクティビティを豊かにするデザイン
おすすめコメント:北欧のパブリックスペースは、自然環境に配慮し、個人の自由に寛容で、人間中心の包括的な発想でデザインされる。本書は、ストリート、自転車道、広場、庭園、水辺、ビーチ、サウナ、屋上、遊び場の55事例を多数の写真・図面で紹介。人はどんな場所でどのように過ごしたいのか、アクティビティが生まれる都市空間を読み解く。
- 著者:小泉 隆 著 ディビッド・シム 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2023/02/05
- 価格:3300円
- 判型:B5
- ページ数:176頁
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フランスのウォーカブルシティ 歩きたくなる都市のデザイン
おすすめコメント:フランスの街は今、歩く人や自転車で賑わい劇的にウォーカブルに変わっている。なぜ、スピーディにダイナミックに街を変えられるのか?歩行者空間の創出、自動車交通の抑制、自転車道・公共交通の整備、移動のDX等の方法論、制度・組織・実装のしくみを、多数の事例で紹介。15分都市からスマートシティまで、最前線に迫る。
- 著者:ヴァンソン 藤井 由実 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2023/05/20
- 価格:2700円
- 判型:四六
- ページ数:272頁
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サーキュラーエコノミー実践 オランダに探るビジネスモデル
おすすめコメント:デジタルテクノロジー、インフラ、建築、フード、アパレル等、官民一体で先進的サーキュラーエコノミーへ移行するオランダ。廃棄を出さない仕組みづくりは、経済効果・環境負荷軽減・リスク管理等を同時に達成する手法として世界の注目を集める。欧州5年間と国内調査による日蘭17事例で見えてきた、大きなビジネスチャンス
- 著者:安居 昭博 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2021/07/01
- 価格:2400円
- 判型:四六
- ページ数:256頁
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まちを変える都市型農園 コミュニティを育む空き地活用
おすすめコメント:郊外の耕作放棄地、都市公園の一角、商業施設の屋上、団地の敷地――。まちに点在する未活用空間に、都市住民の手による農園が増えている。空き地の利活用、コミュニティの再生、都市緑化、環境教育や食育といった地域課題解決に貢献する都市型農園について、国内外の先進事例や実践者への取材を交え、最新の知見を整理する。
- 著者:新保 奈穂美 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2022/09/15
- 価格:2400円
- 判型:四六
- ページ数:208頁
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デンマークのスマートシティ データを活用した人間中心の都市づくり
おすすめコメント:税金が高くても幸福だと実感できる暮らしと持続可能な経済成長を実現するデンマーク。人々の活動が生みだすビッグデータは、デジタル技術と多様な主体のガバナンスにより活用され、社会を最適化し、暮らしをアップデートする。交通、エネルギー、金融、医療、福祉、教育等のイノベーションを実装する都市づくりの最前線。
- 著者:中島 健祐 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2019/12/10
- 価格:2500円
- 判型:四六
- ページ数:288頁
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ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる
おすすめコメント:この10年全米で一番住みたい都市に選ばれ続け、毎週数百人が移住してくるポートランド。コンパクトな街、サステイナブルな交通、クリエイティブな経済開発、人々が街に関わるしくみなど、才能が集まり賢く成長する街のつくり方を、市開発局に勤務する著者が解説。アクティビストたちのメイキング・オブ・ポートランド。
- 著者:山崎 満広 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2016/05/25
- 価格:2000円
- 判型:四六
- ページ数:240頁
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MaaSが都市を変える 移動×都市DXの最前線
おすすめコメント:多様な移動を快適化するMaaS。その成功には、都市空間のアップデート、交通手段の連携、ビッグデータの活用が欠かせない。パンデミック以降、感染を防ぐ移動サービスのデジタル化、人間中心の街路再編によるグリーン・リカバリーが加速。世界で躍動する移動×都市DXの最前線から、スマートシティの実装をデザインする。
- 著者:牧村 和彦 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2021/03/10
- 価格:2300円
- 判型:A5
- ページ数:224頁
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世界のコンパクトシティ 都市を賢く縮退するしくみと効果
おすすめコメント:世界で最も住みやすい都市に選ばれ続けるアムステルダム、コペンハーゲン、ベルリン、ストラスブール、ポートランド、トロント、メルボルン。7都市が実践する広域連携、公共交通整備、用途混合、拠点集約等、都市をコンパクトにするしくみと、エリア価値を高め経済発展を促す効果を解説。日本へのヒント、現地資料も充実。
- 著者:谷口 守 編著 片山 健介 著 斉田 英子 他著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2019/12/25
- 価格:2700円
- 判型:四六
- ページ数:252頁
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世界のSDGs都市戦略 デジタル活用による価値創造
おすすめコメント:地球規模で複雑化する社会課題に都市はどう適応できるのか?レジリエンスをキーワードに、世界20の都市戦略と実践から持続可能な街づくりのヒントを読み解く。共通するのは共創による対話、課題発見と解決による価値創造。鍵となるのは協働、デジタル、コミュニケーション、そして一人ひとりの文脈に即したパーソナライズ。
- 著者:櫻井 美穂子 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2021/07/25
- 価格:2400円
- 判型:四六
- ページ数:256頁
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ドイツのスポーツ都市 健康に暮らせるまちのつくり方
おすすめコメント:ドイツではスポーツが生活に密着し、街を動かすエンジンになっている。多彩なNPOがクラブを運営し、走りたくなる自転車道や歩道も完備され、集客イベントだけでなく、マラソン、サイクリングなど健康・余暇の運動も盛んで、地元企業の支援も厚い。スポーツ人口を増やし、健康に暮らせる街に変えた10万人の地方都市の実践。
- 著者:高松 平藏 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2020/03/25
- 価格:2500円
- 判型:四六
- ページ数:220頁
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世界の空き家対策 公民連携による不動産活用とエリア再生
おすすめコメント:日本に820万戸もある空き家。なぜ、海外では空き家が放置されないのか? それは、空き家を放置しない政策、中古不動産の流通を促すしくみ、エリア再生と連動したリノベーション事業等が機能しているからだ。アメリカ、ドイツ、フランス、イギリス、韓国にみる、空き家を「負動産」にしない不動産活用+エリア再生術。
- 著者:米山 秀隆 編著 小林 正典 著 室田 昌子 他著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2018/09/05
- 価格:2000円
- 判型:四六
- ページ数:208頁
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ドイツのコンパクトシティはなぜ成功するのか 近距離移動が地方都市を活性化する
おすすめコメント:ドイツの街は、なぜコンパクトで活気があるのか。日本のコンパクトシティは、なぜ失敗するのか。人口減少・超高齢社会に車主体の交通は成り立たなくなる。車の抑制、住宅地の高密度化、商業施設の集約、公共交通の財源確保など、移動距離の短いまちづくりによって交通を便利にし、経済を活性化するドイツのしくみを解説。
- 著者:村上 敦 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2017/03/20
- 価格:2200円
- 判型:四六
- ページ数:252頁
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イギリスとアメリカの公共空間マネジメント 公民連携の手法と事例
おすすめコメント:イギリスとアメリカでは不況下に荒廃した公共空間を、民間活用、都市再生との連動により再生し、新たに創出してきた。その原動力となったのは、企業や市民、行政、中間支援組織など多様なステークホルダーが力を発揮できる公民連携だ。公共空間から都市を変えるしくみをいかに実装するか。ロンドン、ニューヨーク等の最前線。
- 著者:坂井 文 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2021/04/10
- 価格:2500円
- 判型:A5
- ページ数:236頁
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都市の<隙間>からまちをつくろう ドイツ・ライプツィヒに学ぶ空き家と空き地のつかいかた
おすすめコメント:日本に先駆けて急激な人口減少を経験した都市、ライプツィヒ。空き家と空き地の大量出現に大混乱する行政と市場をしり目に、〈隙間〉で生き生きと活動を始めたのは、資金もスキルもない「素人」たちだった!自分たちの手でまちをつくりつづける6事例の試行錯誤から、不安定な時でもシステムに頼らず生き抜くヒントを探る。
- 著者:大谷 悠 著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2020/11/05
- 価格:2200円
- 判型:四六
- ページ数:240頁
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CREATIVE LOCAL エリアリノベーション海外編
おすすめコメント:日本より先に人口減少・縮退したイタリア、ドイツ、イギリス、アメリカ、チリの地方都市を劇的に変えた、エリアリノベーション最前線。空き家・空き地のシェア、廃村の危機を救う観光、社会課題に挑む建築家、個人事業から始まる社会システムの変革など、衰退をポジティブに逆転するプレイヤーたちのクリエイティブな実践。
- 著者:馬場 正尊 編著 中江 研 編著 加藤 優一 編著
- 出版社:学芸出版社
- 発行日:2017/12/10
- 価格:2200円
- 判型:四六
- ページ数:256頁