サーキュラーエコノミー実践
内容紹介
現地でわかった、日本のビジネスチャンス
デジタルテクノロジー、インフラ、建築、フード、アパレル等、官民一体で先進的サーキュラーエコノミーへ移行するオランダ。廃棄を出さない仕組みづくりは、経済効果・環境負荷軽減・リスク管理等を同時に達成する手法として世界の注目を集める。欧州5年間と国内調査による日蘭17事例で見えてきた、大きなビジネスチャンス
体 裁 四六・256頁・定価 本体2400円+税
ISBN 978-4-7615-2778-5
発行日 2021-07-01
装 丁 美馬智
イラスト 丘広大
紙面デザイン 永壽(RIDE MEDIA&DESIGN Inc. )
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©Akihiro_Yasui
はじめに
1章 サーキュラーエコノミーが切り拓く新時代
サーキュラーエコノミーとは?
ビジネスモデルの分類
実践のための考え方
欧州の動向
2章 なぜオランダが世界から注目されるのか?
オランダ政府とアムステルダム市の政策
オランダのビジネスマインド
日本とオランダの比較
3章 オランダの実践
1.インストック(Instock) 一流シェフが腕をふるう、廃棄食品レストラン
2.サークル(CIRCL) メガバンクによる分解できる建築
3.マッド・ジーンズ(MUD Jeans) サーキュラー型プロダクトデザイン
4.スホーンスヒップ(Schoonschip) フローティング・コミュニティという海面上昇対策
5.フェアフォン(Fairphone) ユーザーが修理できるエシカルスマートフォン
6.トニーズ・チョコロンリー(Tony’s Chocolonely) グローバル企業を凌駕する、社会課題改善型スタートアップ
7.デ・クーベル(De Ceuvel) 造船所跡地で繰り広げられるリジェネラティヴ・ビジネス
8.ファッション・フォー・グッド(Fashion for Good) 未来のサステナブルファッションを学ぶミュージアム
9.フェアフード(Fairfood) ブロックチェーンとQRコードによる次世代型フェアトレード
10.リトル・プラント・パントリー(Little Plant Pantry) 暮らしとサプライチェーンを変える量り売り専門店
11.ストリートディベーター(Street Debater) 路上生活を脱するための新しい仕組み
12.エクセス・マテリアルス・エクスチェンジ(Excess Materials Exchange) 廃棄物のマッチングプラットフォーム
4章 日本の実践
1.黒川温泉一帯地域サーキュラー・コンポストプロジェクト 「競争」よりも「共創」が支える観光業
2.Pizza 4P’s サステナビリティを美味しく学ぶ
3.オニバスコーヒー(ONIBUS COFFEE) 高品質ビジネス展開のヒント
4.フィル(FIL) 日本の建築・林業をアップデートする
5.サーキュラー・ヴィレッジ大崎町 まちぐるみで進める資源循環の仕組みづくり
5章 日本での展望
過去、現在、そして未来に続く日本のサーキュラーエコノミー
深化のための考え方
おわりに
ほか、現地コラム
「SIRPLUS」との出会い/ニホンミツバチの保護と環境再生/社会課題×ビジネス/Instockとの出会いとその後/DGTL/選択はクリで?/パッシブデザインの建築/ミニマリストのリアルな暮らし/トロッコ商店/Dutch Design Week/SDGネットワーキング・ディナー/建築分野でのサーキュラーエコノミー/公共コンポストプロジェクト/日本の農業を持続可能な形へ
開催が決まり次第、お知らせします。