公衆サウナの国フィンランド

公衆サウナの国フィンランド

好評発売中!

フィンランド版銭湯に学ぶ!
街から消えゆく公衆浴場を、現代人の居場所に変えるヒント

日本で急速にサウナ熱が高まっている昨今、実はサウナの本場フィンランドでも、空前の公衆サウナ・ブームが街を席巻中!つい10年前までは閑古鳥が鳴いていた「フィンランド版銭湯」が、いまなぜこんなにも盛り上がっているのか…?
前世紀の栄枯盛衰ヒストリーから、斬新なアイデアと熱意で街にサウナを呼び戻した今日のリーダーたちのドキュメントまで。現地在住の日本人サウナ文化研究家が、現代人の居場所となった公衆浴場のリアルな姿を届ける一冊です。


頁数:160頁(うち32頁カラー)
定価:2000円+税
著:こばやしあやな
(2018年12月25日発売)


だいたい370(サウナ)字感想文リレー
清水みさと中村勇吾ヒャダイン田中亜土夢タナカカツキ

清水みさとさん(女優)

奈良生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業。劇団オーストラ・マコンドーに所属。19歳からサウナに通い始め、今年でサウナ歴8年目。ほぼ毎日サウナへ通いつめている。現在、舞台を中心に活動中。サッポロビール風味爽快ニシテCM出演中。ACジャパン日本心臓財団TV CMのナレーション担当中。
私は本当にサウナが好きだ。誰がなんと言おうと私はサウナが好きで、これからもきっとサウナが好きだ。この本を読み終えて改めて思う。サウナが何故こんなにも私の生きることのど真ん中に聳え立つのか自分でも分からなかったしまぁでも好きってそういうものであってもいいだろうと、考えをそっと置きかけたところで出会ったこの本には、答えがあった。あと自分のマインドがフィンランド人すぎる事まで分かってしまった。サウナを愛さない理由がもうない。初めて本にアンダーラインを引きました。

中村勇吾さん
(ウェブデザイナー/インターフェースデザイナー/映像ディレクター)

1970年奈良県生まれ。東京大学大学院工学部卒業。多摩美術大学教授。1998年よりウェブデザイン、インターフェースデザインの分野に携わる。2004年にデザインスタジオ「tha ltd.」を設立。以後、数多くのウェブサイトや映像のアートディレクション/デザイン/プログラミングの分野で横断/縦断的に活動を続けている。
かつて私にとってサウナは「修行」の空間でした。身体から吹き出す玉のような汗にデトックス効果を感じつつもひたすら時計と睨めっこしながら高温に耐え続ける修行サウナからすっかり足が遠のいた頃、私のサウナ観をすっかり塗り替えたのはタナカカツキさんの著書「サ道」でした。温・冷の反復刺激による肉体的快楽を通じて到達する「ととのい」という涅槃の境地。自らの肉体・精神と向き合う「求道」としてのサウナ・エンターテイメントがそこにありました。そしてこの著書は、私のサウナ観を再び塗り替えるものとなりました。本場フィンランドにおけるサウナは日本ほど高温ではなく、無理なくずっと居続けれる空間であること、従ってあの12分計も置かれていないこと、黙らずにお互い会話しているのがデフォルトであること、サウナパーティなるものがあること・・・などなど、日本における「求道」としてのサウナとは全く異なる、ごく自然な「生活習慣」としてのサウナがそこにありました。読後の感想なのですが、著書の本筋と全くずれてしまい恐縮なのですが、シンプルに「家にサウナ欲しいわ」と思いました。そして「サウナ ストーブ メーカー」「サウナ 小屋 工費」などのワードをGoogleにぶちこんでいる私が居ました。いや、ハードル高いですね。マイサウナ。おかげさまで人生の目標がまたひとつ出来ました。

ヒャダインさん
(音楽クリエイター)

1980年大阪府生まれ。本名 前山田健一。3歳でピアノを始め、音楽キャリアをスタート。京都大学卒業後、本格的な作家活動を開始。J POP、アイドルやアニソン、ゲームなどに様々なアーティストへ楽曲提供を行い、自身も歌手、タレントとして活動する。
齢38となり街に居場所がなく彷徨っていた僕がたどり着いた「居ていい場所」がサウナでした。一方衰退の一途を辿っていた公衆サウナが息を吹き返したフィンランド、これまた町の人達の「居場所」であって。昨今のサウナブームで派手なイベントだったり浮かれたサウナーだったりが賑わしているけれど、本来サウナは神聖な場所で心を通わせる穏やかな場所なんだな、と本を通して再認識しました。そしてフィンランドの皆さんのサウナへの思いは心豊かに生きる国民性ともつながっていて、殺伐とした日常に慣れてしまった僕の東京ライフを見直させるものともなりました。日本も近代化に身を任せて伝統文化を衰退させていくことは結果人々の心の豊かさをすり減らすことになるんじゃなかろうか。本に出てきた勇士たちにはなれないけど僕は僕なりにサウナをそして銭湯を遺していきたいと強く思いました。

田中亜土夢さん
(プロサッカー選手)

1987年新潟生まれ。2005年から10年間アルビレックス新潟でプレー。2015年から3年間フィンランドリーグ(HJKヘルシンキ)でプレー。現在セレッソ大阪。
フィンランドに3年間住み本場のサウナに魅了された。そして生活の一部となっていた。なぜなら住んでいた家にサウナが付いていたからである。日本でお風呂が付いているようにフィンランドではサウナが付いている物件が多い。集合住宅で部屋についていなければ共同で使えるサウナがあったりもする。物件を探しているときに日本人としてお湯に浸かりたいと思い、浴槽付きの物件を探していたが今となってはサウナ付きの物件にしてよかったと思っている。
サウナにハマり、健康的な生活を送った。家のサウナだけでは満足しなかったので色々な公衆サウナにも足を運んだ。その中でも僕が好きなのはスモークサウナ。管理が難しく大変らしいが、自宅で入ってた電気で温めたサウナとは全然違う。ロウリュした時の蒸気の細かさ、匂い、僕はそこに惹かれた。
この本を通してサウナについてさらに深く知る事が出来たので、日本のたくさんの方々にサウナの良さを伝えたい、知ってもらいたい。僕が出来る範囲で伝え続けて行こうと思います!

タナカカツキさん
(マンガ家、日本サウナ大使)

大阪うまれ。著書には『逆光の頃』、『オッス!トン子ちゃん』、天久聖一との共著『バカドリル』などがある。 2011年「サ道」(パルコ出版)を刊行。その後、日本サウナ・スパ協会からサウナ大使に任命される。「フィンランドサウナクラブ」(FSC)のメンバーでもあり、毎年「日本サウナ祭り」を主催している。
フィンランドには毎年行きます。私は公衆サウナでは「ととのった」ことがありませんでした。酔っ払いには絡まれるし、ロウリュをしたら、ご年配者からめちゃめちゃ怒られたこともあって…。私は北部の大自然に囲まれたサウナばっかり行ってたもんですから、街中の公衆サウナはどうも苦手。でも近年、日本人のネネさんが作った洒落たサウナ施設や、湾岸エリアの新たなランドマーク「ロウリュ」も出来たり。外見の見せかけだけじゃなく、サウナ室も外気浴スペースも素晴らしい。そこでしっかりととのってから、公衆サウナも変わってきたんだなと思いました。それで今回、この本を拝読いたしまして、改心。この本の面白いところは、施設の紹介にとどまらず、経営者や中心人物のごく個人的な想いまで迫ってるところなんですよね。こんな本今までなかった。日本から出版されたということが嬉しいです。


対談:SaunaCamp.さん×こばやしあやなさん

フィンランド人はととのい知らず!?
サウナ文化研究家に聞いた「本場のサ道」


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━2020年・イベント情報(抜粋)

ケアまち座談会vol.5 ケアと銭湯・サウナ(仮)(2020/10/07|オンライン)

「本屋で都市を編む」ブックフェア 35名のアーバンシンカーによる70冊の選書フェア”(2020/9/17~10/22)

 

━2019年秋・イベント情報

♨️「サウナのあるところ」スクリーントーク
●1● 2019.10.27【群馬・高崎】「シネマテークたかさき
―10月27日(日)15時50分の回上映後

●2● 2019.11.16【京都】「京都シネマ
―11月16日(土)13時55分の回上映後

●3● 2019.11.20【神戸】「元町映画館
―11月20日(水)14時40分の回終了後

♨️2019.10.26【静岡】浜松Sauna×BBQフェスタ 2019 in あたご
会場で、サイン本や著書内に出てくるフィンランド公衆サウナのオリジナルグッズ出張販売

♨️2019.11.3 【札幌】ニコーリフレ第二回サウナミーティングイベント
※詳細未発表につき、現段階でのお問い合わせは直接ニコーリフレさんまで

♨️2019.11.4 【大阪】ノースオブジェクト主催万博公園野外イベント
2回(12:30ごろ/15:00ごろ)にわたるトークと書籍販売、パネル展示

♨️2019.11.5 【東京荻窪】フィンランドカフェ・キエロティエ トーク19:00~
※詳細未発表につき、現段階でのお問い合わせ・事前申し込みは直接キエロティエさんまで

♨️2019.11.8 【東京市ヶ谷】MUJI.com 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス・トーク 19:00~
※詳細・参加申し込み開始は、MUJI.comWEBで近日発表

♨️2019.11.9 【横浜】SPA EASイベント(※詳細未発表)

♨️2019.11.10~11 【山口下関】北欧雑貨店Rallissa&バグダッドカフェ主催フィンランドイベントに、トークゲスト出演(時間未定)

♨️2019.11.15 【大阪】ケイットルオカラ・トークイベント
Suomiのおかんのフィンランド語講座

♨️2019.11.16【京都】11:00~12:30 山科MUJI書店トークイベント(※詳細・参加申し込み開始は、山科MUJIのWEBで近日発表)

♨️2019.11.17 【三重】飛雪の滝キャンプ場「サ滝」コラボイベント 13:00~
※参加申し込みはサイト先にある番号までお電話で

♨️2019.11.17放送回か、それ以後の日曜日の放送回(未定)
TOKYO FM SUNDAY*S POST(小山薫堂さんのラジオ番組)ゲスト出演

♨️2019.11.22 【大分】こやしあやなさんと焚火ナイト長崎鼻ビーチリゾート 17:30~22:00
※参加申し込みはこちらのフォームより

♨️2019.11.23 【福岡】福岡市美術館内 Feel Finland イベント
熊本・湯らっくす西生社長との対談イベント、書籍サイン会

♨️2019.11.24 佐賀県庁主催のフィンランドウィーク・トークイベント出演、サイン会
※詳細は近日発表につき、問い合わせは佐賀県庁文化課までお電話で(0952-25-7236)

━メディア・書評・新着情報

♨️2019.9.14【映画】本書のなかでも登場するサウナ映画「サウナのあるところ」が日本でも公開開始しました。

♨️2019.8.26【ツアーレポート】著者が案内するフィンランド現地ツアー!参加者の皆さんも大満足だったよう。充実のレポートはこちらから。

♨️2019.7.25【関連雑誌】著者がフィンランド現地取材をコーディネートした大きなサウナ特集『UOMO』9月号が発売されました。

♨️2019.7.25【TV】著者・こばやしあやなさんがフィンランド国営放送の番組に出演されました。

♨️2019.7.19【ブックフェア】ジュンク堂書店池袋本店さん二階では、サ道ドラマ化記念 「心がととのう本」フェアが大展開中です。

♨️2019.7.14【展示】本書の装丁を手がけてくださった佐野研二郎さんも出展中の京都dddギャラリー221回企画展「ヘイセイ・グラフィックス」が開催されています

♨️2019.7.1【書評】370字感想文リレー/タナカカツキさんを公開しました。

♨️2019.6.2【イベント】阪急百貨店うめだ本店にて開催の「北欧フェア2019」で著者のトークイベントがあります。

♨️2019.5.23【書評】370字感想文リレー/田中亜土夢さんを公開しました。

♨️2019.5.7【書評】5.7発売(5.19.2019号)のサンデー毎日「本のある日々」にて、女優の小林聡美さんによる本書の書評が掲載されています。

♨️2019.5.4【記事】本日付けの神戸新聞・京都新聞・沖縄タイムスほか、各種地方紙にて著者こばやしさんのインタビュー記事が掲載されました。

♨️2019.4.26【書評】370字感想文リレー/ヒャダインさんを公開しました。

♨️2019.4.25【販売】アルヴァ・アールト設計のサウナッツァロの村役場でも本書の取扱いがスタートしました。

♨️2019.4.22【書評】朝日新聞のウェブマガジン「&W」で書評・裸づきあいから考える“サードプレイス”として紹介されました。評者は二子玉川蔦屋家電コンシェルジュの嵯峨山瑛さんです。

♨️2019.4.19【記事】MR_DESIGN/佐野研二郎さんに手掛けていただいた本書装丁と広報ビジュアルが『コマーシャル・フォト 2019年5月号』のMONTHLY ADVERTISINGに選ばれました。

♨️2019.3.7【書評】370字感想文リレー/清水みさとさんを公開しました。

♨️2019.3.7【書評】GQ JAPANさんにおススメ本として推薦いただきました。「3月7日はサウナの日! 入門〜応用まで、オススメサウナ本をピックアップ!」

♨️2019.2.27【記事】学芸瓦版3月号を公開しました。

♨️2019.2.25【書評】東京西荻窪・旅の本屋のまどさんが朝日新聞「好書好日」で本書を紹介してくださいました。〈現地を知れば旅は楽しい「旅の本屋 のまど」オススメの旅本4冊〉旅人目線でのメッセージの読み取り方が嬉しい書評です。

♨️2019.2.20【書評】『住宅建築』2019年4月号に書評を掲載いただきました。本誌内にはバルト三国メインのサウナ建築も大きく特集が組まれています。

♨️2019.2.20【書評】熱波師の御三方、井上勝正さん・大森熱狼さん・五塔熱子さんに推薦コメントをお寄せいただきました。

♨️2019.2.19【販売銭湯】東京高円寺・小杉湯さんに続き、滋賀(膳所)・都湯さん、京都・サウナの梅湯さんで本書の取扱いが始まりました!

♨️2019.2.16【書評】2月16日(日)付の毎日新聞書評欄に大きく取り上げられました。評者は国際政治学者の岩間陽子さん。軽快ながらもズバッと本書の核心に触れていただきました。

♨️2019.2.8【書評】ソトコト3月号の「ソトコト読書室」に掲載いただきました。 サウナブームに加えサードプレイスの文脈にも焦点を当ててもらいました。

♨️2019.2.6【記事】ダ・ヴィンチ 2019年3月号 「注目の新刊情報」の趣味・実用書の欄で紹介されました。

♨️2019.2.6【書評】朝日新聞のWEBサイト「好書好日」で2019.2.2の書評が読めるようになりました。

♨️2019.2.3【読者プレゼント】月刊MOE 2019年3月号読者プレゼントコーナーで本書が取り上げられています(3名様にプレゼント)。

♨️2019.2.2【販売スパ】池袋タイムズ スパ・レスタさんで、本書の取扱いが始まりました!

♨️2019.2.2【取材】朝日新聞全国版 読書面「著者に会いたい」というコーナーで、著者がフィンランドに渡った経緯、銭湯やサウナの実体験・研究の歩みが大きく丁寧に取り上げられています。

♨️2019.2.1-17 【ブックフェア】代官山T-SITE 北欧フィンランドフェアDAIKANYAMA FINstyle
フィンランドのライフスタイルをさまざまな観点で伝える日フィン外交100周年の記念イベント。本書とタイアップツアー案内も展開中です。

♨️2019.2.1【デザイン】広告クリエイティブ専門誌「ブレーン」3月号(宣伝会議)“エディターズ・チェック”で佐野研二郎さん率いるMR_DESIGNが手がけてくださった、本書の装丁のこだわりコンセプト、著者インタビューが掲載されています。

♨️2019.2.1【書評】モノ・マガジン 2019年3月号「怪奇骨董新書籍」という新書紹介のコーナーで紹介いただきました。現地ツアー情報も掲載されてます。

♨️2019.1.29【取材】「広報にしあいづ平成31年2月号」にて西会津町での講演会の様子が紹介されました。

♨️2019.1.27 【取材】中国新聞 読書面「著者に聞く」というコーナーに取材いただきました。著者の研究活動の経歴から、日本の銭湯とフィンランドの公衆サウナの類似点・課題までが明快にまとめられています。

♨️2019.1.26【取材】毎日新聞全国版 くらしナビ・ライフスタイル「サウナー」女子もじんわり…という特集記事にて著者が取材を受けました。サードプレイスとしてサウナを楽しむフィンランドの新しい潮流を語っています。

♨️2019.1.11【取材】「サウナイキタイ」さんで著者とsaunacamp.さんが対談しました。フィンランド人はととのい知らず!?サウナ文化研究家に聞いた「本場のサ道」

♨️2019.1.10【ブックフェア】ジュンク堂書店ロフト名古屋店にてブックフェア「知恵の交互浴」が開催されています。

♨️2019.1.9【取材】インタビュー記事掲載@日本経済新聞] 著者の特集記事が、日本経済新聞の本日付朝刊・文化面に掲載されています。「サウナ天国 フィンランド:肩書や性別を超えた公衆の場、日本の銭湯と共通性」

♨️2019.12.31【ブックフェア】ジュンク堂書店池袋本店4階理工書コーナーにて、写真家かくたみほさんの写真展と、ブックフェア「知恵の交互浴」が開催されます(12.31~1.27)。

♨️2019.12.14【ラジオ出演】JFN「ON THE PLANET」に著者が出演します。

♨️2019.11.1【試し読み】「サウナイキタイ」さんで試し読みできる本書序章の後編が公開されました。序章(後編)日本のお風呂とこんなに似てる

♨️2019.11.1【試し読み】全国のサウナー御用達WEBサイト「サウナイキタイ」さんで本書の試し読みができます。序章(前編)日本のサウナとこんなに違う

━学芸瓦版5月号

(クリックで拡大します)

━学芸瓦版3月号

(クリックで拡大します)

━ブックフェア&写真展

2019/3/10~4月ごろ 福岡|ジュンク堂書店福岡店|
♨️ブックフェア開催予定!サウナ文化研究家と学芸出版社が選ぶ「知恵の交換浴」

2019/3/1~2019/3/20 兵庫|ジュンク堂書店三宮店|
♨️写真展(写真:かくたみほ)&「知恵の交換浴」ブックフェア開催予定!

2019/1/1~3月中旬 東京|紀伊國屋書店新宿本店|
♨️ブックフェア開催中!サウナ文化研究家と学芸出版社が選ぶ「知恵の交換浴」

はじめに

序章 フィンランド・サウナのいろは
日本のサウナとこんなに違う/日本のお風呂とこんなに似てる

1章 公衆サウナの最前線
昔ながらの入浴施設を街の新しいコミュニティ空間に

map/フィンランド二大都市 公衆サウナマップ

2章 ヘルシンキ公衆サウナ史
街のサウナ屋さんが流行らなくなったわけ

column/現存最古の公衆サウナで学ぶ、フィンランド・サウナの楽しみ方

3章 新世代のアイデアと実践
プロジェクトリーダーたちが考える「いま、なぜ公衆サウナなのか?」

File 1. 地元住民の執念に救われた現存最古の公衆サウナ

老朽化したローカル浴場を、街を活性化する資源に
ヴェイッコ・ニスカヴァーラ/[ラヤポルッティ・サウナ]運営代表者

File 2. 新世代の多目的拠点となった老舗公衆サウナ

社会の変化と先代の個性を味方につけ、浴場文化を盛り上げる
キンモ・ヘリスト/[サウナ・アルラ]現オーナー

File 3. 時代が追い付いた〈文化的な〉公衆サウナ構想

先駆的すぎたヒーロー建築家が、九〇年後のいまに託したバトン
アルヴァ・アールト/建築家・[クルットゥーリサウナ]発案者

File 4. 都会の水辺を賑わせる最先端公衆サウナたち

ローカルと観光客を引き合わせる、街角のウェルネスリゾートづくり
ヴィッレ・イーヴォネン/サウナ・フィンランディア・ホールディングス代表

File 5. みんなで建ててみんなで守る年中無休の公衆サウナ

管理人不在の公共空間は、市民の良心を寄せ集めて育てる
サーラ・ロウヘンサロ/[ソンパサウナ]協会副代表

File 6. 年に一度の街中一斉公衆サウナ化計画

赤の他人を信頼する勇気で、豊かさの新境地を拓く
ヤーッコ・ブルンベリ/[ヘルシンキ・サウナデー]発起人

4章 現代公衆サウナ論
価値づくりのキーワードは「人の居場所」と「街の文化」

おわりに

こばやしあやな

サウナ文化研究家。1984 年岡山生まれ、大阪・神戸育ち。
大阪大学大学院に在学中、フィンランド・ヘルシンキ工科大学(現アールト大学)建築学科に1年間留学し、帰国後からフィンランド語の独学を始める。東京で2年あまり雑誌編集者として働いたのち、2011年にフィンランド中部地方のユヴァスキュラ市に移住し、ユヴァスキュラ大学人文学研究科で芸術教育学を専攻する(副専攻はフィンランド語、音楽教育学)。
2013年より生活情報総合サイト・オールアバウトのフィンランド・ガイドとして記事執筆を開始。同時期に「Suomiのおかん」の屋号を掲げて、フィンランド在住コーディネーター、ライター、通訳・翻訳者としての活動を本格化させる。
2016年にユヴァスキュラ大学大学院修士課程を首席で修了。卒業後にフィンランドでJapanin Koordinaatio Ayana社を立ち上げ、以後はおもにメディアコーディネーターとして、撮影取材の帯同サポートをメインビジネスとしている。いっぽうで、大学院での研究実績を活かし、日本とフィンランドの入浴・公衆浴場文化のインタラクションを促進する活動にも積極的に取り組んでいる。

出版記念 現地ツアー著者・こばやしあやなさんと巡る、フィンランド本場サウナの旅

著者・こばやしあやなさんのとめぐる、本場フィンランドの旅

現地ツアーレポートはこちらから!

 

━ブックフェア&写真展
━トークイベント

KORVAPUUSTIさんのイベントレポート(instagram)

旅の本屋のまどさんのツイッター

著者こばやしさんのイベントレポート

著者こばやしさんのイベントレポート

著者こばやしさんのイベントレポート

著者こばやしさんのイベントレポート

著者こばやしさんのイベントレポート


わたしのマトカ

片桐 はいり

映画「かもめ食堂」に出演されていた片桐はいりさんが、撮影中にフィンランドで起こったことや出会った人についてのエッセイを書いていて、エピソードの数々がめちゃくちゃ面白くて魅力的なんです。こばやしあやな

フィンランド語は猫の言葉

稲垣 美晴

フィンランド好き/留学経験者のあいだでは昔からバイブルみたいな一冊です。いまやフィンランド文学・絵本作品の訳書出版の独自版元(猫の言葉社)を立ち上げた稲垣美晴さんの、1980年代フィンランド語学留学&ヘルシンキ大学留学記のエッセイで、言語の響きや特徴を通してのフィンランド人観が語られていて面白いです。
こばやしあやな

かもめ食堂

群 ようこ

小説ではありますが、そもそも日本人がフィンランドのライフスタイルの何たるやを知り、憧れを持ってフィンランドを訪れるきっかけを与えた、エポックメイキングな映画の原作です。こばやしあやな

フィンランド豊かさのメソッド

堀内 都喜子

在籍年はかぶってないのですがユヴァスキュラ大学の大先輩。現在は大使館に勤務されている堀内都喜子さんが、フィンランドが(かもめ食堂以来)にわかに注目を集め始めた直後に出版された書籍で、みずからの滞在経験を通じてフィンランド人や社会の精神的豊かさについて書きまとめておられます。こばやしあやな

国家がよみがえるとき
――持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由

古市 憲寿、トゥーッカ・トイボネン

小国フィンランドの現代社会を切り取った一冊。IT立国からの低迷、若者の鬱、自殺、ニートも乗り越えて起業家大国へ。デザイン国家・福祉国家と良い面に気を取られて見落としがちな柔軟さ・創造力・余力の価値を教えてくれます。担当編集者

マッティは今日も憂鬱

カロリーナ・コルホネン

こばやしさんが終章で言及する「オマ・ラウハ」という概念をぎゅっと凝縮した一冊。平穏と静けさと個人的領域を大切にする主人公の気持ちが手に取るようにわかってしまう日本人は少なくないはず!だからこそ公衆サウナや銭湯を楽しめる民族なのか~と腑に落ちます。担当編集者

夢は、努力でかなえる

葛西 紀明

レジェンド・スキージャンパーの葛西選手が、銀メダルを取ったソチ五輪後に出した自伝。メンタル面で行き詰まっていた時期に出会えたフィンランド人コーチとの交流や、フィンランド流メソッドの成果についての著述が興味深いです。
こばやしあやな

カウニステのデザイン
北欧テキスタイルブランドの新しいかたち

Kauniste

フィンランドで2008年に創業したテキスタイルブランド「カウニステ」初のMOOK。おもに私が取材執筆を手がけました。サステナビリティ精神と芸術性を追求したデザインが本国で話題を呼び、2018年秋に東京自由が丘にも店舗ができました。
こばやしあやな

サードプレイス
――コミュニティの核になる「とびきり居心地よい場所」

レイ・オルデンバーグ

スターバックスコーヒーが店づくりの参考にしたという往年の名著。中世~近世以降忘れさられていた、物思いにふけることができ、かつ気軽に入れる喫茶店のような場所。時間をかけて獲得してきた近代都市の居心地や賑わい、成熟のプロセスに思いをはせることができます。
担当編集者

マイパブリックとグランドレベル
――今日からはじめるまちづくり

田中 元子

ソンパサウナ(p.121)のDIY精神は、まさしくフィンランドの「マイパブリック」だなあ~と思えます。埼玉のおふろcafe utatanなんかも「ゆるくてやさしい居心地」がある健康ランドとして紹介され、日本の都市の居心地(サードプレイス)のいろんな試行錯誤と進化がわかり、元気が出る一冊。”
担当編集者

ひとり空間の都市論

南後 由和

ともすると都市は孤独や「ひとり」は病理ととらえらえがちな現代ですが、ひとりこそ健全。公衆サウナや銭湯の居心地の良さは「閉じないひとり同士」が成立しているからだ!と声を大にして言いたくなる一冊。”
担当編集者

フィールドワークへの挑戦
――“実践”人類学入門

菅原 和孝

本書に収められた、佐藤せり佳さん(当時学部生)が執筆した「銭湯の行動学」という論文が、目から鱗でした。銭湯が大好きな筆者が、浴場内での人間模様を徹底的に観察しており、洞察力も分析のための引用書のセンスの良さもお見事です。
こばやしあやな

マンガ サ道―マンガで読むサウナ道

タナカ カツキ

サウナトランス、アウフグース…聞くと一度は体験してみたくなるワード満載の鉄板サウナ漫画。なぜ老若男女問わずサウナに足繁く通う人が増えているのか、ユーモア満載で教えてくれます。巻末の「ととのいすぎちゃう全国のサウナ厳選50」も必見…!
担当編集者

サ道

タナカカツキ

担当編集者
ブームの発端となった一冊。“ととのう”つまりは温冷交換浴でニルヴァーナ到達!を意味するわけですが、それもサ道のほんのはじめの一歩なんですね。著者が水風呂でみたミツバチの夢くらいのミニマル思考会得の道のりは長いです。/su_quote]

湯遊ワンダーランド

まんしゅう きつこ

広瀬すずや北川景子、仲里依紗ら女性有名人も公言しているサウナ好き。いまや女子にも飛び火するサウナ・ブームをさらに盛り上げた漫画。サウナにハマった女性漫画家がディープな日本の銭湯サウナカルチャーの可笑しさを描いています。”
担当編集者

湯遊ワンダーランド2

まんしゅう きつこ

満を持して発刊したできたてほやほやの第2巻!早く読みたかった…!という方、今日ぜひ連れ帰ってあげてください。担当編集者

メゾン刻の湯

小野 美由紀

ニート、就活、3.11、新興宗教、LGBT、SNS…現代世相てんこもりの小説。ここで銭湯はすべてを平等に受け入れて排除しない場の象徴。弱っている時に銭湯へ行くと元気が出るように、あらゆる生きづらさを抱える登場人物のだれひとり否定しない物語にじんわり元気をもらえます。
担当編集者

MOIMOI そばにいる

かくた みほ

『公衆サウナの国フィンランド』で素敵な写真をたくさん撮り下ろしてくださった、良き旅仲間でもあるかくたみほさんのフィンランド風景写真集第一弾です。私たち在住者にとっての何気ない景色から、はっとする美しい一瞬を切り取るのが本当にうまいです。
こばやしあやな

光の粒子

かくた みほ

みほさんは、まさに光のハンターです。美しい夕陽や木漏れ日を見つけては足を止めて延々シャッターを切り続けるので、一緒にフィンランドを旅していても、なかなか予定通りに旅路が進みません(笑)
こばやしあやな

アルヴァ・アールトの建築
エレメント&ディテール

小泉隆

建築家、アルヴァ・アールトが追求した美しく機能的なディテールを集めた作品集。住宅や公共建築、商業施設、家具や照明器具にいたるまで、構造や技術を反映した合理的なデザイン、素材や形へのこだわり、使いやすさが発揮された170のディテールを多数のカラー写真と図面で紹介。所在地リスト、書籍案内も充実です!
担当編集者

クリエイティブ・フィンランド
建築・都市・プロダクトのデザイン

大久保慈

近代以降、優れた建築家、デザイナー、メーカー企業を多数生み出してきたフィンランド。自然を愛する純真さと合理主義の聡明さを備えた国民性、デザインマインドを育む豊かなライフスタイル。フィンランドデザインが生まれる背景とその魅力を、現地に13年在住した建築家が解き明かした一冊。”
担当編集者

おかもちろう5 -銭湯特集-

しろうべえ書房

関西(特に京都)出身者には、あのまちこのまちと、ありありと情景が浮かぶかもしれません。日本中の銭湯で、だれに知られることもない平凡な日常が繰り広げられているんだろうなあと想像力をかきたてる一冊。
担当編集者
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